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玄樹とギクシャクしたまま、練習が再開した
元はといえば、腹痛を隠していた自分が悪い
だから、玄樹の言っている事は何も間違ってない
皆にこれ以上、迷惑掛けちゃいけない
ちゃんとやらないと
そう思ってるのに
身体は全く言う事を聞いてくれない
しっかりやろうとすればするほど
お腹は痛くなる
先｢次は〜からだ。平野、覚えてきたか？｣
覚えてくるも何も、別に忘れてるわけじゃない
頭では分かってるんです
そんな事、言っても通用しないよね…
平｢…はぃ｣
お腹がキリキリと痛んで、思わず少し前傾姿勢になった
でも、練習の流れは止まらない
先｢1234ー…平野！！踊りもしないなら出ていけ！｣
平｢でき…ｯ…ます…っ｣
痛い
痛い
痛い
先｢…今日は中止だ！こんな調子じゃ進めるわけがない！｣キー、バタンッ
先生、いなくなった…
少し、緊張の糸が緩んだ瞬間
平｢ｯ！！ぅ…｣バタッ
今日一の痛みに襲われて、力が抜けて床に勢いよく倒れた
｢｢紫耀！？｣｣
皆が俺に駆け寄ってきた
心配掛けないように隠してたけど
結局バレちゃった
皆
迷惑掛けて、ごめんね…
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作者名：しぃ
| 作成日時：2018年8月27日 23時
