【黒バス】<５>「っ…なんでこうなっちゃったんだよっ！…責任……どうしてくれるんだよ！！」黄「責任ッスか？」紫「めんどくさー…」青「…知らね」緑「…興味ないな」赤「これが最善だ」黒子｢……っ…｣

第９１休戦 ページ13

周りの目なんか気にせずに走る


｢ハァ...｣


下駄箱で止まる


落ち着くために


｢...私...また逃げたんだ｣


せい...赤司君から、部活から


傷つけた、責任から


でも、今更どうすることも...


この考え方がもう既に逃げ腰だ


自分が思っている以上に裏切られた感じがしてショックを受けてるみたい


なんて、私がこんな気持ちになるのはおかしい？


...わかんなくなっちゃった


｢...ママ｣


ママの声が聞きたくなって、ポケットから携帯を取り出し電話帳の"辺里夏澄"を探し電話をかける


prrrrrrr...


３コール目で繋がった


｢もしもし、ママ...あの、さ、話したいことが
((夏澄？｢ちょっと待ってください！｣


...え｣


聞こえてきたのは、大好きなママの声ではなく


夏澄？｢辺里夏澄さんの娘さんですよね？｣


｢...はい、｣


看護師｢私は夏澄さんの担当看護師です。


...すみません、大変言いにくいお話で、本来電話ですべき話では無いのですが…


夏澄さんの容態が＿＿＿悪化しました


今、緊急手術されていますが…｣


そこからの言葉は全く入ってこなかった


気づいたら通話が切れていた


ママ、が？


｢なん、で...｣


私は、私は...完全な１人になるの？


あの時みたいに全てを失うの？


嫌だ...


私は意味もなく走り出した


外は雨が降っていたがお構い無しに


精神は完全に崩壊？


『ぜんぶ...全部、あんたのせいよ！
カズ君は...そのせいでカズ君はッッッ！』


『アイツ、サイテーだな』


『違っ!!騙してなんか…』


『どの口が言ってんだ、よっ!!』





『ごめんなさい、ごめんなさい...』


『A...謝んないでよ、おれのせいだって



ごめんな、次はちゃんと守るから』


私の中には、映画みたいに過去の映像が流れ続けていた


そんな私には、信号の色なんて見えていなかった＿


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※ただ今、長期のシリアスが続いておりますが限界が近づいております。←
ご安心ください。私はあくまでも、日常が書きたいのです←

第９２休戦→←第９０休戦

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す