みかんとぬいぐるみと花 ページ6
またギャアギャアと言い合いが始まってしまった2人にAは呆れ、こっそりとその場を抜け出した
「彼女はこれから俺と運命の時間を過ごすんだよ！！」
「あァ？こいつァどう見ても剣士だろうが！俺と手合わせする権利がある！」
「どんな権利だ、アホか！それじゃ彼女に決めて貰おうじゃねェか！どっちがいいか！」
「望むところだ！！」
「「どっちがいい？！……あれ？」」
居ないのに気づき見渡すと遠くに後ろ姿を見つけ、2人は同時に走り出しAを追いかけた
「え？！なんで追いかけてくるの！！」
「待ってくれェ！プリンセスー！！」
「俺と手合わせしろ！二刀流女ァ！」
「いやぁぁぁ！！」
町外れまで追いかけてくる2人から逃げ走っていると、オレンジ髪の女とタヌキとすれ違った
そのすぐあと、やめんかァ！という声と共にドォンと大きい音が鳴り振り返るとさっきの2人が地面に倒れていた
「ど、どうゆうこと…」
「ごめんなさいね、このバカ2人が」
「え、えぇ。大丈夫だけど…この2人の知り合い？」
「そう、うちの仲間よ。私はナミ！」
「おれはチョッパーだ！ケガはねェか？！」
「こいつらはゾロとサンジ。でもなんで追いかけられてたの？」
「私が聞きたいけど…」
「はァ、ほんと目を離すと問題ばっか起こすんだから。それにうちの船長はどこ行ったのよ、全く！」
ナミは額を押えて大きくため息をついた
Aは改めてここにいるメンバーの顔を見ると、顎に手を当て考え出した
「(この人達、どこかで…
「おぉーーい！お前らー！こんなとこに居たのかァ！」
どこからか声が聞こえ振り返るとさっき別れたルフィとウソップが走ってきていた
どこがで見た事あると思ったのも、麦わら一味の手配書で見ていたからだった
「「ルフィ！！」」「ルフィ！」
「「え？」」
「あ！A！おめェもいたのか！ししし！いやーわりィ落としちまった！」
「ほんとだよー」
「えっ、ちょっと待ってルフィ！この子と知り合いなの？！」
「おゥ！姉ちゃんだ！」
「「「「…はぁぁ？！」」」」
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島の裏側-麦わらの一味の船-
あの後船に案内され、Aは一味とお茶をしていた
ルフィとの関係や、一味の話で盛り上がる
もう一人いるがまだ戻ってきていないらしい
「そういえばAは海賊ではないのよね？旅でもしてるの？」
「あー、えっと…
「"銀双鬼"のA、海軍中将さんでしょう？」
「ロビン！」
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作者名：Ancop | 作成日時：2023年3月16日 15時
