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江戸川コナンside
｢……は？｣
｢どうしたの？｣
｢い、いや、なんでもねぇ……。｣
｢……そう。｣
学校が終わりいつものように帰る途中、携帯を確認した。静香さんからメールが来ていたので珍しいなと思いつつ開いた。
『私の妹である彩子の通っていた学校を調べることは出来ないだろうか？よければ協力願いたい。対価は何を望む？』
……まて、まて。
静香さん自身が歩み寄ってくれているのかと思えば最後の一文で台無しだ。思わず声を上げてしまった。
灰原から訝しい目で見られたがそれどころではない。
文面から推測して静香さんが何か見つけたのは間違いない。そしてそれを確かめるために俺に協力を仰いでいるのも問題ない。最後の一文から俺達と友人になりたいと言った彼女ではないのも分かってしまった。
……俺をどこかの組織の人間と勘違いしてねぇだろうな。なんだよ対価って……。
はぁ、とため息が漏れた。いくら対人関係が苦手でもこれはねぇだろ……嘘だろ静香さん(と人格)……と眉を寄せて携帯を見る。その様子を灰原が心配そうに見ていたことに気が付かなかったのはご愛嬌ってやつだ。
……電話して呼び出すか。
これは徹底的にやらねぇとな……。折角だし安室さんとも情報交換がてら会って話すか。安室さんはまだ彼女のことを疑っているのかどうかも確認しとかねぇと。もしかしたら今後の関わりで衝突があるかもしれねぇからな……。
あの完璧超人二人の考えが食い違っている時点で空気がピリピリするのだ。何も知らずに
そんなことを考えているうちに事務所の前まで来たようだ。ランドセルを部屋に置いて静香さんに電話をかける。
携帯をいじっていたのか、静香さんはすぐに出た。
『どうしたコナン君？』
その声はなぜ俺から電話が？といった疑問の声だった。その声に呆れつつ指摘した。
｢メール見たけどさ……最後の文どういうこと？｣
『……三十分かけたメールだったんだが。どこか不味かったか……？』
｢は！？え、三十分！？｣
うっそだろ！？人と接してなかったってレベルじゃねーぞ……。
『いつも接していた人は皆ことある事に見返りを求めるものだったからね。友人は違うのか。』
ふむ、と悩む声を上げる静香さん。
……この静香さんはこの前部屋に招いてくれた
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HILL(プロフ) - 麗妃さん» ありがとうございます。励みになります。大した伏線や設定ではないですが嬉しいです。そしてお返事遅れて申し訳ないです。 (2018年7月16日 22時) (
レス) id: 59406b58fa (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - とても面白いです！！登場人物たちの心情の描写や、主人公の心情から人格との関係など、設定が綿密に構成されていて、素晴らしいの言葉しか出ません！このあとの展開や伏線が気になって仕方がありません！！これからも楽しみです。頑張って下さい、応援しています！ (2018年7月1日 12時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
HILL(プロフ) - 明里香さん» 報告ありがとうございます。方言が出てしまったようです……。修正しました。助かります。 (2018年6月23日 23時) (レス) id: 59406b58fa (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「よし掛かって」ではなく、「より掛かって」です。 (2018年6月23日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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