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〜蘭side〜
あー……だっる
前回失敗した商談相手を徹底的に調べ上げたら、梵天と敵対する組織と繋がっていた事が分かった。
両方を同時に潰す為、商談相手側にオレ、モッチー、現場指揮に九井。
敵対組織側に竜胆、三途、現場指揮に明司の二手に分かれ乗り込む。
オレ達側は見事全員スクラップ♡
色々情報を聞き出そうとしたが、やはり捨て駒だったようで重要な事は何も知らされてなかった。
ところが竜胆達の方は、どこから情報が漏れたのか乗り込んでみれば既にもぬけの殻だったらしい。
やっと一息つけると思ったが、今度は逃げた敵対組織を追う班と情報漏洩の原因を探る班に分かれた。
全員ピリピリした空気の中仕事して3徹目。
もうムリ。限界。
眠過ぎてフラフラ。
オレ殆ど徹夜しねぇから頭ぼーっとする。
蘭「蘭ちゃんムリ〜帰るー」
と言いながら荷物を持ち、覚束ない足取りで事務所を出ようとすれば後ろからギャーギャー喚き声がする。
誰が何言ってんのか分かんねぇ。無視だ無視。
部下に運転させ、5徹した事ある九井凄ぇな……なんて思いながら窓の外を見るとイルミネーションがキラキラ眩しい。
『そっか、明後日クリスマスか……そう言えば最近Aさんに連絡してねーなぁ……会いてぇな。クリスマスは……オレは仕事だろうし、Aさんも子供たちと過ごすよな……プレゼントぐらいは渡してぇなぁ』
ボーっと見てるとAさん家の近くを通ってる事に気づく。
蘭「止めて」
思わず部下にそう言い車を降りる。
部下を帰しAさん家に向かって歩く。
時刻は21時過ぎ。
さすがに寝てはないだろうけど会いに行くのは迷惑だろうか……そんな事を思ってる内にAさん家に着いてしまった。
らしく無く、インターホンを押すのを躊躇う。
それでも今、無性に会いたい。
疲れてんなぁオレ。と苦笑いしながらインターホンを押そうとすると
「あれ?蘭くん?」
背後から聞きたかった声がオレの名前を呼ぶ。
「どうしたのこんな時間に?何か用あった??」
彼女は駆け寄りそう問う。
目の前に来た彼女の問いに答えることなく、オレは彼女を抱き締めた。
蘭「…………会いたかった」
彼女を抱き締めることで、目の前の彼女が現実であることを確認してホッとしたような……会えて嬉しいような……そしてなんだか泣きそうな……
そんな色んな感情が混じった弱々しい声だった。
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shinox2(プロフ) - 引きこもり隊さん» ホントですか!?めっちゃ嬉しいありがとうございます!!! (2022年4月1日 15時) (
レス) @page37 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - 面白いです‼︎‼︎‼︎更新頑張ってください‼︎‼︎٩( ᐛ )و (2022年3月31日 16時) (レス) @page32 id: 553232132b (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - あわになりたいさん» ありがとうございます!!お披露目した以上、最後まで書きます。お付き合い頂ければ嬉しいです😊 (2021年12月13日 0時) (レス) id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
あわになりたい(プロフ) - 蘭ちゃんのストーリー待ってましたぁぁぁ！！ 更新頑張って下さい！！ (2021年12月12日 19時) (レス) id: d4278ac4cc (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - あっ！勘違いでしたwごめんなさい((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ (2021年12月7日 18時) (レス) id: 101d3b6ff8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shinox2 | 作成日時：2021年11月29日 0時
