.｡*ﾟ+.*.｡Secret Sweet Weddingparty+..｡*ﾟ+

☆２５☆ ページ25

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試着室に入ってすぐ


「これ、凄く工夫もされてるんですよ？

色身もこれだけ使ってるのに、シックに整えられてますし・・・ほら、ここ。」




腰から広がる部分を外してみせてくれるプランナーさん




「これ、何層にもなってますから、TPOとか気分によって、フレアの具合を変えられるんです。


全部取れば、ちょっとした外食でも着れそうな、少し裾にかけて広がってるシンプルなワンピースになってて・・・

一枚重ねると、ほら。もう少し上品なパーティーとか・・・お友達の結婚式にも使えそうでしょ？」




凄い・・・こんなドレス、初めて見た。






感心しきりにドレスを身に纏ったら


「これ、新郎様のアイディアらしいですよ？

『どうせ作るんだったら、一回着るだけのドレスじゃもったないでしょ』って言い出したらしくて」




プランナーさんがクスクス笑いながら、カーテンを開けてくれた。






「そうだよ、おかげで、オイラ、かなりデザイン画、かき直したかんね・・・っておっ！」



「スゲエ。ぴったりじゃん」



「確かに、確かに。まあ・・・言い出しっぺはニノだけど、アイディアは女性陣だから、そこも良かったのかもね。」




和也の姿が消えてた代わりに、大野さんと松本さんと櫻井さんがいつの間にかそこに立ってて感心したように目を細めて私を見つめた。




「すっごいよく似合ってるよ！Aちゃん、本当にお姫様だね！」


その後ろから相葉さんがキラキラの笑顔で近づいてくると嬉しそうにグシャって頭を撫でてくれる







・・・もしかして、今日の午前中しか時間が取れそうも無いって、皆さんがこの為にスケジュールを合わせてくれたって事？








相葉さんの手を頭に乗っけたままフリーズしてる私を４人が面白そうに見てる。






「・・・どうでもいいんですけど、俺が見る前に見ちゃうとか、やめてもらっていいですか」




ドアの方から不機嫌そうな声がしたと思ったら、


「ったく。人が少し席外すとこれだよ・・・」



若干口を尖らせた和也がスタスタと入ってきた。








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