.｡*ﾟ+.*.｡Secret Sweet Weddingparty+..｡*ﾟ+

☆２１☆ side Asiru ページ21

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・・・や、そのうち来るかな？とは思ってたけどね？






和也からの呼び出し。






にしてもさ、怖すぎだろ・・・







「アシル、どういう事？」




「説明して？」って軽く微笑む和也の表情





はっきり言って、長年付き合って来た俺にはわかる




この微笑みは、天使に見えて、悪魔より怖い、和也の『怒り』の現れ。






俺の答えによっちゃ噛み付かれるよな・・・




大きく息を吐き出した。




真面目に・・・正直に答えるか。





「・・・Aから、嵐さんがAをプロデュースする聞いてさ。


俺も、村上君も、Aと和也の結婚を俺たちなりに祝いたいなってちょうど話してたからさ・・・乗っからせて貰おうって事になってね。」





「うん、そこまでは俺もAから聞いてる。でもさ、そこじゃないでしょって話なんだよ。」





・・・言いたい事はわかってんだけどね。





「あ〜・・・まあさ、その点については謝るからさ・・・」




和也は多分、Aに内緒で俺にAがしてる事を報告して欲しかったんだろう。




まあ、結局は和也にバレた事で全部ポシャったんだろうけど




「Aをあんまり悲しませないでやって欲しい。」




「・・・・」



「あいつはさ、あいつなりに、本当に和也に喜んで欲しくて目一杯頑張ってたから。」





眼差しの先の笑顔がスッと消えた




「・・・お前に言われなくてもわかってるよ？つか、Aの事は俺が一番わかってますからね。」




椅子の背もたれに大きく寄りかかる和也



「だからさ、そのまま映像の作成は続けて欲しいんだよね。折角、リーダーの尽力で事務所の許可も下りたみたいだし。」





驚いて目を見開いた俺に、嬉しそうにニヤリと笑った




「何？俺がポシャらせるとでも思ったわけ？

そんな勿体無い事するわけないじゃない。

あ、ついでに、当日のあの人の号泣姿も撮ってよね。

あの人が万が一先に死んだら、俺、老後毎日それ観て過ごすんだからさ。」



立ち上がるとぐーっと一度伸びをする和也



「頼んだよ、アシル君？」





・・・やっぱこいつには絶対敵わないよな。




「ああ・・・もちろん。最高の映像を作成させて頂きます。」





差し出された掌をグッと力強く握り返した。





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