最強男装少女の物語 part19

877話　データ ページ36

ツナ「闘る気は・・・・・ないのか？」




その問いにスパナは口角を上げた




スパナ「ある」




カタタタ




嬉しそうにパソコンを打つ




ピシッ・・・・・・シッ




バキャンッッ





一機のモスカが手を組み合わせ槍を作り、氷を突き破りツナに向かって飛んできた




シャッ




ボウッ




ガキィッ




上に避け、炎を噴射し前に宙返りしながらモスカの頭に踵落としを食らわせる




ボッ




ドギャッ




この隙を最大に利用し、落下するモスカとの間合いをつめ拳で頭を貫く




ボファ




ガッ ギャギャギャギャギャ




ドウンッッ




エネルギーが切れたかのように力をなくしたモスカはそのまま落下し爆発




スパナ「データ・・・・・・とれた・・・・」









ス・・・・・・



ゆっくり振り向き、未だに戦意のあるモスカに見て、拳を下ろす



ツナ「まだ、壊されたいのか」





スパナ『１７２％だ』





淡々とした一言に沈黙を保ち、続きを待つ



スパナ『零地点突破改で吸収した炎を自分のエネルギーに変換することで、あんたの戦闘力は

　 約1.7倍跳ね上がった。

　 これは、相当に高い数値だ ――――― 人としてはね』




ツナ「・・・・？ 何がいいたい」



思わせぶりな質問に眉をを潜める



返された質問にスパナは少し陽気な声で答えた




スパナ『それでも、ウチのモスカのが強い』




キュオオオオオオオオオオオ



キュオオオオオオオオオオオ




真ん中のモスカを残し、両脇にいる２機が炎圧縮粒子砲にエネルギーを貯める




ツナ「わからないのか？ムダだ」



撃ってくるであろう炎圧縮粒子砲に備え、零地点突破 改の構えをとる


だが、モスカの動きは彼の予想を上回り、真ん中のモスカの方に向いた



ツナ「！？」




ブアッッ



ドオオオオオオ




なんと、モスカは敵にではなく味方に炎圧縮粒子砲を放った


その光景は、味方に力を捧げるようにみえる




ゴアアアアアアアアア




放たれた炎を零地点突破改のように吸収していく


そして、

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