番外編 ��9 33 『交渉』 ページ7
貴「最後の最後に油断するとはよっぽど逃げ切る自信でもあったのか？」
苦汁の表情を浮かべるカイルを嘲笑う
カイナ「ぁ《グ・・・・》！」
言葉を発しようとした瞬間、首に押し当てているナイフを少し強くする
貴「しゃべったら殺す」
カイナ「・・・・・・・」
鋭く睨むAに小さく体を震わせながら頷いた
貴「さて、お前が殺されねぇっていうんなら、置き土産ぐらいは貰わねぇとな」
カイル「・・・・・何が目的だ」
貴「それはこっちのセリフだ。お前ら、ハク達まで捕えやがったな。テメェらこそ何が目的だ」
カイル「・・・・・・・・・」
貴「オレは気が短いんだ」
カイナ「う・・・・あ・・・・・」
首を絞める腕に力が入ると小さな呻き声が漏れた
カイル「！ ・・・・・っ分かった」
貴「そうか」
カイナ「っはぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」
力が緩められると、急いで酸素を取り込むように呼吸をする
カイル「オレ達の目的は式紙を捕えることだ」
貴「式紙を？」
カイル「あぁ。そのためにコルテールファミリーを使い、お前らを呼び寄せた」
貴「今回の件は囮か」
カイル「そうだ。オレ達はお前の足止めをし、その隙に式紙を捕えた」
貴「なるほどな」
カイル「オレが話せることは、全てを話した。カイナを解放してくれ」
Aの返答は微笑だった
貴「だったら、オレを狙ってる奴をすぐにお前の横に出てこさせることだな」
カイル「っっ・・・・・・・・ガイア」
絶句するものの、大人しく名前を呼んだ
すると、カイルの背後にいるビルから人が現れた
ガイア「まさか、バレちまうとはな・・・・・」
冷や汗を流しながら大人しくカイルの横に行く
貴「そんなことだろうと思ってたんだよ。オレは風を操れるんだぜ？
どこに敵がいるかなんて朝飯前だ」
ガイア「なるほど。こりゃあ、荷が重いわけだ」
貴「オレはこいつ(カイナ)と、お前からの情報を交換するつもりだったんだが ――――――
「交渉決裂だな」
カイナの首を掻っ切ろうとするが、ガイアの制止の声で止まった
番外編 ��9 34 『余地』→←番外編 ��9 32 『油断』
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結由 - 夢主が骨折するか、夢主が高熱でツナが恋人で看病てきなもの (2016年3月3日 11時) (
レス) id: 3baa380e63 (このIDを非表示/違反報告)
ワオン - もう一回骸との絡みが見たいです！ (2015年11月1日 18時) (レス) id: d805c1cb1e (このIDを非表示/違反報告)
ブルーハワイ - 山本と夢主の話が見たいんですがお願いできますか？ (2015年10月25日 23時) (レス) id: b29f631dee (このIDを非表示/違反報告)
**Juuto**(プロフ) - 龍さん» ありがとうございます！とても面白かったです！ (2015年8月24日 18時) (レス) id: cf90b7d313 (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - 風の知らせさん» リクエストありがとうございます！全力でお書きしますね＾＾ (2015年8月23日 9時) (レス) id: 1c9d0ebd24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍 | 作成日時：2015年1月25日 11時
