323話 万歳三唱 ページ4
『忠誠心』
それは、こういう崖っぷちになって初めてわかる
忠誠を誓うということは、いくら自分が危うくとも忠誠を誓った者を最優先にしなければならない
例えるなら、今すぐにでも落ちそうな人が２人いるとしよう
１人は自分で、もう１人は忠誠を誓った者
そんな時に自分を優先するか、忠誠を誓った者を優先するかでそいつの忠誠心が分かるのだ
キンッ
静寂に包まれた部屋に鯉口が納まる音だけが響いた
貴「合格よ」
レヴィ「は・・・・・？」
貴「貴方は合格。ヴァリアーの入隊を許可するわ」
レヴィ「ほ、本当か？」
貴「当たり前よ。それと、貴方は数少ない幹部候補の１人として扱わせてもらうわね」
レヴィ「なっ・・・・・・・・・・・・・」
言葉を失ったかと思うと、ふるふると肩を震わせ
レヴィ「や・・・・・やったーーーーーっ！！！！」
大声で万歳三唱を始めた
急な大声にさすがのAも驚く
レヴィ「これでボスの近くで仕えることが出来る！！！！オレの人生の始まりだ！！！！！！」
それから、あれやこれやと騒ぐ彼に段々苛立ってくる
貴「分かったから黙ってくれる？ザンザスは煩いのを嫌うわよ」
ピタッ
レヴィ「合格した者は何処に行けばいいのだ？」
貴「(ザンザス(ボス)の事になると行動が早いわね)
とりあえず外に出て待機しといて。全員終わったらまた報告するわ」
レヴィ「了解だ。じゃあ、後でな」
冷静な口調だが、スキップしながら出て行く姿が彼の心中を語っていた
貴「次」
・
・
・
・
彼の後に来た者達の３割は不合格者、７割は合格者というまぁまぁの結果だった
だが、その中で幹部候補が１人上がったのは上出来だ
ガチャ
談話室に入ると、既に先客がいた
ここは幹部しか使えないようになっているので先客が誰かは決まっている
貴「あら、今日の任務終わったの？」
スク「あぁ゛。お前こそ終わったのかぁ゛？」
貴「えぇ。幹部候補が１人上がったわ」
スク「ほぉ゛。お前が選んだんだから心配ねぇと思うがちゃんと使えるんだろぉなぁ゛」
貴「もちろんよ。それに、万が一使えなかったら捨てればいいだけじゃない」
スク「あぁ゛」
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龍(プロフ) - 涙もろいさん» ありがとうございます！自分もヴァリアー大好きです♪これからも、更新頑張らせていただきます（/・ω・） (2015年7月29日 14時) (
レス) id: 2a48589a85 (このIDを非表示/違反報告)
涙もろい - 面白いです♪ヴァリアー大好きです！特にマーモン!!!更新頑張ってください!!!!!! (2015年7月29日 6時) (レス) id: 5f0995e39e (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - 金魚ばちさん» お心遣いありがとうございます^^ 読者の皆様の暖かいコメントに助けられるばかりです。これからも作品ともどもよろしくお願いします^^ (2015年4月5日 0時) (レス) id: 3ab9f4dc83 (このIDを非表示/違反報告)
金魚ばち(プロフ) - おーーー！そろそろベル様がご登場だ！！今後もゆっくりでいいので更新頑張って下さい！応援しています！ (2015年4月4日 12時) (レス) id: bd6b0ec9ad (このIDを非表示/違反報告)
Kei(プロフ) - 龍さん» おー！！ 頑張ろー！ (2014年9月13日 21時) (レス) id: 3d4e909018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍 | 作成日時：2014年8月16日 22時
