340話 弱点 ページ21
ルッス「えぇ。貴方の弱点は ―――――――
「足よ」
それを聞いたギャラリーは口々に疑問の声を上げる
『足』とだけ言われたとしても、分かる奴にしか分からない
ルッス「貴方は自分から動いたりしないわね。それに攻撃してくるのも短い範囲だけ」
確かにロイとの戦いも彼の鞭に便乗して移動していたし、先程もルッスから仕掛けてきたのに反撃
していた
それに、反撃の範囲も嵐のような剣撃に目を奪われていたが、よく見てみれば数歩範囲しか動いて
いなかったのだ
ルッス「足に何かあるの？それとも単に弱いだけ？」
カケル「オカマに教えることんなんて１つもないね。
それに、オレの弱点が分かったところで何が出来るっていうのさ」
確かに、弱点が分かっただけでは勝てない
彼はそれを補うほどの腕力がある
それに対抗できるほどのものがなければ、弱点を理解したところで意味がない
だが、この対抗する力をルッスは持っていた
ルッス「それは問題ないわ。私、まだ全然本気じゃないもの♪」
カケル「へぇ、ならやってみなよ。どうせムリだろうけど」
挑発するように指をくいくいと動かす
ルッス「じゃ、お言葉に甘えるわっ！」
ダンッ
カケル「！」
さっきよりも数段早いフットワークを見て、本気を出していないのは本当だと悟った
だが、まだ、自分が見えない領域ではない
左から横殴りの蹴りが襲い掛かる
端からみれば霞むような蹴りだが、カケルの目は完全にそれを捉える
ガシッッ
カケル「おっもっっ！！！」
両手で防御したはいいが、彼の腕力を持ってしても重たい一撃に顔を歪める
骨が軋む音がするのはきっと聞き間違いではないだろう
ルッス「すごいわ！ほとんどの敵はこれでお陀仏するのに」
冗談ではなく素直に賞賛するところを見ると、結構本気でいったらしい
ルッス「でも、まだ続くわよ！」
ドガッ ドドッ ドガッ ドッ
四方から迫る蹴りを腕力と動体視力を持って防御するが、一撃一撃が先程より重く、確実に
ダメージを与えていっている
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龍(プロフ) - 涙もろいさん» ありがとうございます！自分もヴァリアー大好きです♪これからも、更新頑張らせていただきます（/・ω・） (2015年7月29日 14時) (
レス) id: 2a48589a85 (このIDを非表示/違反報告)
涙もろい - 面白いです♪ヴァリアー大好きです！特にマーモン!!!更新頑張ってください!!!!!! (2015年7月29日 6時) (レス) id: 5f0995e39e (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - 金魚ばちさん» お心遣いありがとうございます^^ 読者の皆様の暖かいコメントに助けられるばかりです。これからも作品ともどもよろしくお願いします^^ (2015年4月5日 0時) (レス) id: 3ab9f4dc83 (このIDを非表示/違反報告)
金魚ばち(プロフ) - おーーー！そろそろベル様がご登場だ！！今後もゆっくりでいいので更新頑張って下さい！応援しています！ (2015年4月4日 12時) (レス) id: bd6b0ec9ad (このIDを非表示/違反報告)
Kei(プロフ) - 龍さん» おー！！ 頑張ろー！ (2014年9月13日 21時) (レス) id: 3d4e909018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：龍 | 作成日時：2014年8月16日 22時
