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47. ページ47

貴方.



涼「……さっ、寝よっか。明日も仕事でしょ」

『うあ〜……そうじゃん、仕事じゃん……』

涼「ふふ、頑張ろうね」

『うん……』




当たり前のように涼介の服を着て、当たり前のように涼介の家に泊まる。まあ、今日はそれを想定して、ある程度のお泊まりセットは持って来てるんだけど……歯ブラシを見て、「もうそれ置いていきなよ」と言ってくれたのは、ちょっと嬉しかったな。

……あ、でも、どこで寝よう。私がベッド使ったら、涼介は他のところに行こうとするし。




涼「……ね、Aちゃん」

『ん?……わっ、』




もう一度ぎゅっと抱き締められて、心臓がドキッと跳ねた。そろそろハグくらいは慣れなきゃなのに……いつまで経ってもドキドキしちゃうなあ。

「どうしたの?」とまだ少し濡れている髪に触れれば、耳元に涼介の吐息を感じる。




涼「……一緒に寝よ?」

『ひ……』




涼介は、アイドルらしい甘くて優しい声をしていると思う。いっつも感じてたけど……それを耳元で囁かれるなんて、心臓がいくつあっても足りない。

聴覚に全神経が注がれているような、そんな感覚。ぶわっと熱くなる顔に、きっと耳も真っ赤なんだろうなあ……なんて恥ずかしくなる。




涼「……耳真っ赤だけど、」

『う、うるさいな……寝るよ、早く』

涼「ふふ、うん。行こっか」




頭からTシャツを被った涼介は、前髪をかきあげると「おいで」なんて私の手を引いた。

前は一人で寝たはずの綺麗なベッドに、涼介と二人で横になる。一緒だと、あったかくて……凄く落ち着くなあ。同じ匂いがするのも、何だかとっても幸せな気がして。




涼「……おやすみ、Aちゃん」

『うん、おやすみ……涼介』




起きてもすぐ隣に涼介がいるんだなあ……そう思ったら、どこか心細く感じる夜も、乗り越えられそうだと思った。

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流星(プロフ) - showtimeさん» はじめまして!コメントありがとうございます(^_^)どちらも読んでいただけているとのこと、とても嬉しいです…!私自身少し見切り発車で書き始めてしまったので、お気遣い本当に有り難いです( ; ; )(笑)今後ともよろしくお願いいたします! (2021年8月17日 0時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - はじめまして!昨日から紅一点を読ませていただいてこちらも気になり読ませていただきました!メンバーそれぞれの雰囲気といい話の展開もとても読んでいて楽しくて最高です!!^ ^並行で大変かと思いますがどうか気負いされませんよう、、願っております!笑 (2021年8月16日 16時) (レス) id: cbd3c1c59a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流星 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年8月10日 2時

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