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48. ページ48

涼介.



ほんの少しの眩しさを感じて、目が覚めた。カーテンの隙間から漏れる、太陽の光……昨日はすぐ寝たからか、規則正しい生活ができてるような。たった一日だけどね。

ぼんやりとする頭のまま隣を見やると、俺にぴったりとくっついて眠っているAちゃんの姿が。




涼「かわい……」




思わず飛び出た言葉に反応してか、Aちゃんは顔を顰めた。ピクリと動いた眉が可愛くて……いやもう、全部可愛いな。きゅっと結ばれた小さな口も、ピンク色に染まった頬も、伏せられた長い睫毛も。

寝顔まで可愛いなんて、そんな……俺はいつになってもAちゃんには敵わないみたいだ。


天使と言っても過言ではない寝顔を眺めながら、その小さな体を抱き寄せた。当たり前だけど、俺より華奢で弱々しく見える。こんなに小さいのに、辛い仕事にも耐えて……少し胸が痛むな、なんて。

優しく丁寧に頭を撫でると、大きな瞳がゆっくりと開かれた。




『……ん、朝?』

涼「うん、おはよう」

『おはよう……』




寝起き特有の、少し掠れた声。俺が隣にいることは特に驚かないのか、ふにゃふにゃの笑顔を見せてくれた。酔いが覚めてから寝たおかげかなあ。




涼「寒くない?」

『ん、大丈夫……涼介、あったかいから』

涼「そうかなあ。俺からしたらAちゃんの方があったかいよ」

『そう?』




長い髪を整えると、より顔の表情が分かりやすくなる。ほわほわと緩んだ口元は、「涼介」と呼んでは優しく笑いかけてくれた。……それだけのことが、こんなにも嬉しいなんて。正直びっくりだ。




『……寝てるときに涼介のこと潰しちゃわないか、ちょっと不安だったけど、』




「大丈夫だったね」と、いたずらっぽく笑った。寝るときは何か抱き枕がないと眠れないという彼女だから、きっと俺に抱きついて寝てたんだろうな……そう思うと、あまりにも可愛すぎる。

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流星(プロフ) - showtimeさん» はじめまして!コメントありがとうございます(^_^)どちらも読んでいただけているとのこと、とても嬉しいです…!私自身少し見切り発車で書き始めてしまったので、お気遣い本当に有り難いです( ; ; )(笑)今後ともよろしくお願いいたします! (2021年8月17日 0時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - はじめまして!昨日から紅一点を読ませていただいてこちらも気になり読ませていただきました!メンバーそれぞれの雰囲気といい話の展開もとても読んでいて楽しくて最高です!!^ ^並行で大変かと思いますがどうか気負いされませんよう、、願っております!笑 (2021年8月16日 16時) (レス) id: cbd3c1c59a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流星 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年8月10日 2時

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