愛されプリンセス２《 HSJ 》 (ページ20)

今日:15 hit、昨日:14 hit、合計:135,233 hit

70. ページ20

貴方.

雄「いや、普通に俺の部屋来てさ、寝れなくなった経緯を説明してくれて、(笑)」

『……ふふ、うん、』

雄「俺も同じく寝れなかったから、抱き枕の代わりになるやつ作ってやろーかって言って部屋に入れたの(笑)」

大「そこで本当に部屋入れる奴いる？！一応女の子相手だよ？」

『一応言うな！』

雄也と一緒に抱き枕もどきを作った私は、「どうせ寝れないし喋ろうよ」なんてふざけたことを言って誘ったらしい。どうしよう、本気で記憶がない……大昔に雄也の部屋で寝てた記憶はあるんだけど、もしかしてそれ？

雄「いやでも、流石に俺もね？年上としてさ、寒い廊下に放り出すわけにいかないじゃん？部屋に置いとく分にはいいかなーって思ってそのままにした(笑)」

大「いやも〜……びっくりしたよ？俺。寝落ちしちゃって、まさか髙木と一緒にいるとは思ってなくて。メール見たら「雄也くんの部屋入っちゃったんだけどいいかな？！」って来てるんだもん」

『あ、入っちゃダメっていう認識はあったんだ？JKの私』

大「違うよ、あの頃のAめっちゃ髙木に憧れてたから！やばいどうしよ雄也くんの部屋なんだけど〜！って意味だから」

雄「かわいい(笑)」

『え、ちょ、サラッと暴露しないで？！』

それ大貴にしか相談してなかったのに……！雄也に憧れてたっていうか、ちょっとワルっぽいところが、周りにはいないタイプで新鮮だったんだよね……それを憧れって言うのね、分かってるよ！

大「それでまあ、朝まで普通に喋って、ちょっとだけ寝てたっていうね。しかも二人して抱き枕なしでソファで寝てんの、何だったんだよって(笑)」

雄「……あ、これ初出し？Aの反応見る限り」

『記憶ないもん……ネットニュースとかならない？大丈夫？』

雄「大丈夫大丈夫、まじで健全だったからね。あの日の俺ら」

うわあ、何気ない話を振ったせいでとんでもない情報が世に放たれてしまった……