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貴方.
拓「あ！Aちゃんや！」
『お、……お疲れ〜！皆、めっちゃかっこよかったな！』
岡「ありがとうございます、あれ、大吾くんは？」
『大ちゃんは篤志のとこちゃうかな』
嬉しそうな拓哉に迎えられ、ライブ終わりの皆と顔を合わせる。何となく気まずくて上擦ってしまった声も、多分バレなかったと思う……けど、いつもより心臓がうるさい。
関ジュの先頭に立っているりとるを見たら、もちろん来るものがあって。じわじわと滲む涙が溢れないように堪えた。
何よりも、そのど真ん中に立つ斗亜を見て、心が震えたというか。
ああもうこの子は小さな子供なんかじゃないんや、大丈夫やって、何様やねんって話やけど素直にそう思った。
琉「あ〜……な、斗亜、Aちゃんと話してきたら？」
風「ほんまや、この後すぐ帰っちゃうんやろ？Aちゃん」
『え、あ、まあ、明日もグレショーあるから……』
拓「帰ってきたらライブの感想聞かせてな！」
『拓哉まで、』
私を見てにこっと微笑んだ彪太郎は、「あっちの部屋空いてたで」と斗亜に告げる。
さっきから心ここに在らず、そんな顔をしていた斗亜は、あっという間にいつもの笑顔になって私の手を引いた。
いつもやったらやんわりと逃げたかもしらんけど、今日は特別。掴まれただけの腕をゆっくりと抜いて、そのまま斗亜の意外にも大きな手に触れる。
斗「……Aちゃん？」
『今日だけ、な』
顔が熱い。というか、手も熱いかもしらん。至るところから火が出そうなほど熱くて、こんなんじゃこの先が思いやられる……というか、いつまで年上らしく振る舞えるんやろうか。
斗亜の前では、頼れるお姉さんでおりたい。それは今も変わらん。
けど、ほんのちょっとだけやったら、弱くても許されるんかな。
ぎこちなく繋いだ手を引いて、彪太郎が言っていたであろう空き部屋に入る。もちろんそのまますぐに鍵をかけて、ソファに座らせた。
素直になって、自分の言葉で気持ちを伝えよう。
下手な言い訳をつけて逃げるのは、もうやめにする。
『えっと、斗亜、ほんまにお疲れ。まだ残ってるけど、斗亜らしく、りとるらしく駆け抜けたら大丈夫やから』
斗「……うん、ありがとうございます！」
『それから……えっと、それから、』
いざ隣に座ったら、色んな感情が込み上げてきて。
どうしようもなく伝えたいことばかりで、少し困った。
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流星(プロフ) - 優さん» 優さん、コメントありがとうございます！(^_^)この2人が本格的に付き合い始めたらどうなるんだろう、そんなことを考えながら楽しく書きますので、これからもよろしくお願いいたします！♡ (2023年2月11日 19時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - ちいさん» ちいさん、いつもありがとうございます！私も同じく2人のこれからを書きたい気持ちでいっぱいになったので、今後も細々と続けていきますね！これからもよろしくお願いいたします！(^_^) (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - めぐさん» めぐさん、いつもありがとうございます〜！もう書きたすぎてしれっと続編を追加させていただいたので、読んでいただけたら嬉しいです♡これからもよろしくお願いいたします！ (2023年2月11日 19時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 毎回楽しみで、また1回リピってます。初々しい2人のその後の展開も気になります。楽しみに待ってます。 (2023年2月5日 10時) (レス) @page50 id: 1a5286a738 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 初々しくてかわいい2人もっともっと見たいので続編も楽しみにしてますね(๑>◡<๑) (2023年2月4日 23時) (レス) @page50 id: dd60ea8e42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年11月23日 19時
