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正門.
『ごめん、遅くなった……皆お疲れ！』
大「Aもお疲れ！久しぶりやなあ」
『ええ、そんなでもないやろ？大ちゃんもう酔ってない？』
大「酔ってへんわ！」
撮影終わりでヘアメイクはそのままにして来たのか、Aの毛先はくるくるに巻かれていた。最近ハマっているという黒縁の眼鏡を外しながら、Aは俺の方を見やる。
『え、正門くんの方が久しぶりちゃう？元気してた？』
正「ほんまやなあ、Aと入れ違いで東京来てたから。元気やで」
『良かった〜！何か久々に顔見るとほっとするねえ』
座席を確認すると、Aは一瞬だけ目線を泳がせた。それでもすぐに切り替えて、隣の廉に「お疲れ」と笑いかける。
俺に見せる笑顔とはちょっと違っていて、ぎこちないけれど、何だか少し可愛く見えて。少しも意識されていないであろう俺からしたら、そっちの方が何倍も羨ましい。
廉も廉で、嬉しそうに笑ってAの頭を撫でた。
永「お疲れ。セットしてもらったん？それ、」
『あ、うん。そのまんま来たから』
永「ふわふわしてて可愛いな、似合ってる」
『……ありがと、』
ふわっと赤くなる頬に、助けを求めるように俺たちを見つめる視線。
廉の隣にいるAは、全部が絵に描いたような女の子みたいで。
もちろんいっつも女の子やし、可愛いけれど。それとこれとは何か違うというか、悔しくなるくらいにお似合いに見えてしまって。
リチャくんに「Aはその気はないらしいで」なんて言われたけれど、俺からしたらそんなのはどうでも良くて。その気がないときほど、Aはきっと流されてしまう。
過去に好きだった相手なら、尚更。
大「……A！何飲む？レモンサワー？」
『あ、うん！お願いします』
大「今日はAとホテル同じやから、大ちゃんがしっかり送り届けたるで〜。任せとき！」
『ほんまに？潰れへん？大ちゃん』
大「やからセーブするんやって。な？正門！」
バシッと背中を叩かれて、慌てて返事をする。きっと間抜けな顔してたんやろうなあ、大吾が何とか空気を元に戻してくれたというか。
あっという間に到着したグラスをくっつけ合って、久しぶりに4人で乾杯する。
いつもなら何も感じないはずやのに、ビールの苦味がやたらと喉に引っかかって。飲み下すのになぜか時間がかかってしまった。
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流星(プロフ) - 季木さん» 季木さん、コメントありがとうございます！誠也くんも良いですよね〜…！いざ気持ちを揺さぶられたら冷静さを欠いてしまうのは、きっと男の子ならいくつになっても変わらないだろうな、そう思っています(^_^)今後もたくさんキュンキュンしてもらえるように頑張ります！ (2022年11月3日 1時) (
レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
流星(プロフ) - Mamecccchiさん» Mamecccchiさん、コメントありがとうございます！そうなんですよね！誰よりも男らしい小島くんが本当に好きで…だからこそそう言っていただけて本当に嬉しいです（ ; ; ）こちらこそ、いつもありがとうございます！これからも頑張りますね(^_^) (2022年11月3日 1時) (レス) @page48 id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
季木(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます！私は誠也くんとの絡みが1番好きです。年上で余裕そうなのに余裕ぶれない誠也くんが最高に好きです！ (2022年11月2日 7時) (レス) @page46 id: ab79164d22 (このIDを非表示/違反報告)
Mamecccchi(プロフ) - 男らしくて優しい小島くんは本当に最高ですよね、、、。流星さんが描く小島くん像ほんとに最高すぎます、、、。私的にはどこにも行くななんていえない。が一番好みです、、。いつも素敵なお話ありがとうございます！ (2022年11月1日 18時) (レス) @page44 id: b37d1445e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：流星
| 作者ホームページ：https://twitter.com/sst__05
作成日時：2022年7月28日 21時
