【d!】どうも兄豚です【男主】

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いい感じに酔いも回ってきた頃、コネシマさんが一言。

｢Aも呼び捨てでええんちゃう?俺ら気にせーへんで?｣

ちゃうねん。僕が気になんねん。

｢ちょっと、厳しい、ですねぇ｣

｢こんなに楽しく喋っといて、私との関係は遊びだったのね!?｣

大先生、ドロドロの不倫ドラマにするのはやめてクレメンス。
他の方もそう言ってくるものだから外すしかない。

｢ど、どういう感じに話せば…???｣

｢めっちゃキョドるやんA。トントンと話してるみたいな感じでええんやで｣

そうゾムさんが優しく言ってくれるから困る。
だから僕はただのファンなんですって!!

｢せ、やなぁ。トンちゃん助けて｣

｢がんばえー｣

｢お前後で覚えてろよ｣

｢そんな怒る…?w｣

しばらく攻防戦が続き、押しに弱い僕は根負けしてしまった。
しかし彼らも鬼では無いので多少はいいらしい。

いいってなんだ。そんな必須事項なん???

｢おう、とりあえず呼んでみぃ｣

｢えぇ〜、コネさん、ゾム、大先生、ロボロ、チーノくん｣

｢Aさん、俺一緒やないですか!?!?｣

｢チーノくんはさん付けで呼んでくれるからなぁって。｣

コネシマ、なんて呼び方できません。無理です僕には。
大先生ってほんとにいい名前やなぁ。呼びやすい。

｢あ、別に鬱でもええで?｣

｢頑張っても大ちゃんで。｣

真顔で返すと笑われた。
ひとらんさんが使ってましたね。あの呼び方好きです。

｢兄ちゃん、あれ渡すんちゃうん?｣

｢え、なんかくれるん?｣

あ、そうだ忘れてた。あまりにも会話が楽しくて忘れていたが、今日は皆さんにプレゼントがある。

｢これ、良かったら受け取ってください!｣

そう言って1人づつに渡したのはそれぞれを描いた色紙である。
本業絵師を名乗っている以上これだけはやっておきたかった。

まぁ貰っても困るかもしれないけど、ファンレター付きなので許して欲しい。

自分の絵柄でイメージカラーだけで描いてみた。
統一感が出て案外良かったと思っている。

｢え、すごっ、俺やん!｣

｢え、待ってリアルよりかっこいいのやめてや…｣

｢え、これほんまに貰ってええん?｣

｢額縁買ってこな｣

｢やば、初めて貰ったわこういうの｣

喜んでもらえたようだ。描いておいて良かった。
空きスペースには僕からの愛を綴ってある。
この動画好きとか、ここかっこいいとか、応援してるとか。

｢喜んでもらえて嬉しいわぁ｣

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