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2人を案内しながら、わたしは心底ガッカリしていた。
なにが、かって？別にハーツラビュルのパーティの件は一任したから、いいんだけど……。
……入学式には、すべての寮が参加する。故に、目立つ生徒の式典服姿も拝めるわけで。
「……シルバーくんの式典服姿、見たかったな」
ぼそり、と想い人の名前を呟いた。
シルバー。ディアソムニア寮の2年生で、美しくダウナーで、ちょっぴり天然で。
そして……私が話しかけると、優しく返してくれる、いい人。……私の、好きな人。
最近会えていないから、せめて一目、退室の顔を見たかったのに……学園長に呼ばれて、見ることもかなわなかった。
あーあ。大きくため息をついていたら、オンボロ寮の敷地に入っていた。
「お前よくあんなとこ住んでんダゾ……なんか、で、出てきそうなんだゾ！？」
「……というか寮はAさんだけなんですよね？…なんだか、人影が」
連れてきたふたりが慌て始めて、初めて私も入口を見た。
1人の人影が、そこにあった。
……フルコンボだ。はあ、とまたため息をついた。
「彼」は私を見つけると、手を振りながら笑顔でこちらへ近づいてきて、私の両手を取った。
「おかえり、氷の君！……少し、帰りが遅かったようだね？」
「……副寮長の仕事は終わったんですか？」
朝とは違う、きっちりとした艶やかな寮服に身を包み、美しいメイクを纏うルーク先輩の手を、私はする、とはらった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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リュウ(プロフ) - ayaさん» こちらこそお読みいただきありがとうございました！楽しんでいただけたのなら何よりです♪ (2021年5月29日 3時) (
レス) id: 0164172c9d (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - めっちゃ良きルークさんありがとうございました！！！ 過去はわからないのですが最高でした！ (2021年5月24日 1時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
リュウ(プロフ) - 、さん» 、様、ご指摘大変ありがとうございます。ご指摘頂けなかったら気づけないままでした。ご不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。今一度、規約を読み直しました。他にルール違反をしないよう精進して参ります。コメントありがとうございます。 (2020年5月28日 12時) (レス) id: 4f9eddeefa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュウ | 作成日時：2020年5月18日 2時
