15日目(望･照史side.)�� ページ36
照史side.
｢…行くか｣
皆が仕事に行った後
俺は一通り家事を終わらせ、飲み物を持って2階へと上がる
ドアの前で静かに深呼吸してから俺はノックして中へ入った
ｶﾞﾁｬ
｢大ちゃん？飲み物持ってきたで｣
大｢……｣
＜大｢皆なんてきらいやっ…大っきらい!!｣＞
｢…ここの机の上置いとくから｣
部屋に入ってからずっと
大ちゃんは布団を頭から被さって俺に姿を見せようとしてくれへん
信じた大人に裏切られたんやから、こうなっても仕方ないかもしれんけど……
｢そのままでええから話聞いてくれる？｣
大｢…｣
｢もう知っとることもあるとおもうけど、知らないこともあると思うから…
俺らのこと話させて？｣
けど、やからこそほっといたらアカンっ
何をすればいいのか分からんくて、こんなことしか思い付かんかったけど…
｢じゃまずは俺の話からな｣
｢……で、望のやつ淳太にこっぴどく怒られたねんw｣
大｢…｣
皆の他愛のない話しとるけど、大ちゃんは全くの無反応
やけど、それでも俺は話をやめへん
｢それと神ちゃんが｣
大｢っ(ﾋﾟｸｯ｣
｢!!…神ちゃんはホンマに俺達のというか、皆のおかん的存在でな？｣
神ちゃんの名前を出したら少し反応してくれた
それから改めて皆の話もしてみると、顔は出してくれへんけど
身体が動いて反応してくれとるのが分かる
｢せや。淳太が昨日のご飯少し失敗したから、大ちゃんは大丈夫やったか気にしてたで？
大ちゃんどうやった？｣
大｢……｣
｢……っと、話しすぎてもうたな。もう御飯作らなアカン時間やん。
今ご飯作ってくるから｣
大｢………美味しかった…ご飯｣
｢!!さよか！淳太に伝えとくな？｣
話してくれて、明らかに嬉しそうな声出してもうた
その後、御飯を作りに部屋を出ようとした時
大｢……みちゃ、は……？(ﾎﾞｿｯ｣
｢!!｣
小さな声やったけど、何を聞きたいのかはすぐに分かった
｢神ちゃんは今日は望と流星とお仕事やで。二人から連絡きとったけど、
大丈夫みたいやから。今日戻ってくるんちゃうかな？｣
大｢…｣
そう言って俺は部屋を出た後、
携帯を出してL○NEを確認した
望＜神ちゃんまだ咳酷い。
顔色もなんか悪いし…
それと、まだ家には戻らんって＞
｢…また嘘ついてもうたな｣
16日目(大ちゃん･流星side.)→
この2話は大ちゃんの出番全然なかったですね…
16日目(大ちゃん･流星side.)→←15日目(望･照史side.)
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メイ@(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです!! (2021年8月1日 17時) (
レス) id: 916c217cc7 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 凄く感動しました！ 最後のお墓参りのシーンでは、思わずでっかい愛が脳内で流れました。 (2021年8月1日 14時) (レス) id: 6528038aa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メイ@
| 作成日時：2019年4月17日 12時
