【銀魂】団長恋奮闘記 (ページ10)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:558 hit

_____ 神威ページ10

.

阿伏兎「い、いやァこれにはなァそのォ」

神威「阿伏兎の書類減らしてあげてまでしたのに、何でここにAが居るの？説明して」

「だって団長、嫌味のように書類押し付けて来たじゃないですか。この書類終わらないから星潰しはお預けだーみたいに」

神威「うん、そうだね」

「はい、だから終わらせたんです。終わらせれば行けるから」

ニコニコとするAに溜息をつき「来るな」と言っても「行く」の一点張りで挙句の果てには

「団長や阿伏兎さんばかり狡いです！私だってストレス発散がてらに星潰しに１回ぐらい行かせてください！」

と…上目遣いで言ってきたものだから俺はここで突き放すことも出来ずに「分かった…じゃあ俺と行動して」と伝えれば「やったー！団長たまには良い人！大好き！」と喜んでいた

神威「大好き？！もう一回言って！」

「嫌ですよ」

神威「行ったら連れて行ってあげる！俺と行動だけど！」

「団長大好き！」

阿伏兎「団長は単純でチョロいし、補佐は馬鹿とはァ、こりゃァ大変なこった」

星に着くまでの間は、俺は何かあったらどうしよう…とソワソワしていたが、横では遠足前の子供のようにワクワクしているAが居て思わず笑ってしまった

「何笑ってるんですか団長。あ！そっか！団長も楽しみなんですね！」

神威「うん、楽しみだよ」

「ワクワクしますね～団長が言う＂ワクワクすっぞ！＂の意味が凄く分かります」

神威「劣化版だな」

「団長には言われたくないです。」

Aと向かい合わせになり、肩を掴み目線を合わせて伝えた

神威「無線機は必ず持ち歩き常に連絡取れるようにすること。俺を見失ったら直ぐに連絡すること。その前に俺から離れて身勝手な行動しないこと。それから…」

「分かりましたよ分かりました。お母さんみたいですね、あ、お父さんか」

神威「ちゃんと危機感持ってヨ……お願いだから怪我だけは無茶だけはしないでね、分かった？」

「はーい」と笑うAに不安しか残らなかった

.