_____ 神威 ページ8
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その日から鬼兵隊によく足を運ぶようになり、何度かAとも顔を合わせるようになっていた。
「神威さん、何かお召し上がりになられますか?」
神威「………え?あ、俺。そうだなあ」
「地球の美味しいお茶とお菓子用意しますね」
何度か言葉も交わすようになっていた
高杉「また交渉しに来たのか」
神威「絶対に危ない目にはあわせないって約束するよ」
高杉「ほう…約束ねェ。アイツにオメェをそれ程夢中にする魅力を感じてんのかァ。戦闘能力以外に」
神威「うん、感じてる!ほらこのセンサーも魅力感じ取ってるよ」
ぴょこぴょこと動く毛を指刺せば「それはただのアホ毛だろうが」と突っ込まれた。
高杉「娘を嫁に出す気分だなァこれは」
神威「晋助は何であんな強くて良い女なのに魅力を感じないの?」
高杉「生憎俺ァ女なんざに興味はねェな。女にも酒にも興味がねェオメェが魅力を感じるたァ、そりゃァどうやら本物らしいな」
神威「本物だってずっと言ってるじゃん」
高杉「分かった分かった。アイツにも選ぶ権利があるからよォ聞いてはみるさ」
いつもは跳ね返されていた返事がその日は違っていて、俺はルンルンとした気分で船に戻った
*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*
阿伏兎「団長が仕事だァ?明日襲撃でもあるのか」
神威「もう俺の事なんだと思ってるんだヨ阿伏兎」
阿伏兎「仕事しねェ戦闘バカ団長だと思っちゃァいるが」
神威「殺すヨ」
阿伏兎「その笑い方止めてくれ、オジサン寿命が縮んじまうぜ。何か良い事でもあったんだろォ?」
神威「うん、それはそれはとーーっても良い事!阿伏兎にとっても良い事だと思うヨ!」
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作者名:レオ | 作成日時:2020年12月9日 20時