▼ 鬼兵隊隊員 ページ2
.
ここ 鬼兵隊
「おかわりー！おかわりー！」
来島「A…食べ過ぎっス。まあいつものことっスけど」
武市「まあそう言わずに食べさせてあげなさい。この子は後2年経てば…」
来島「ロリコンは黙って下さい」
武市「ロリコンではありません、フェミニストです」
「ロリコンでもフェミニストでも何でもいいから白ご飯おかわりー！」
私は夜兎族でありながら鬼兵隊の一員として此処に居ます。何故ここに来たのかは分からないけれど、戦闘能力に書類作業の早さから鬼兵隊に歓迎された訳である。
食費は私のせいで痛いみたいだけれど。
気付いた時にはここに居た、そういう事だ
万斉「食事中お邪魔するでござる。A、晋助殿がお呼びでござる」
「"っゴックン" 高杉さんが？！地球のデザートでも買ってきてくれたのかなあ？今行くーー！」
来島「ちょ、ご飯は置いて行くっス！」
*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*
「………え？」
高杉「今日から鬼兵隊隊員ではなく第七師団の団長補佐 何回も言わせんじゃァねェ」
「え！やだ！」
高杉「…ハァそう言うたァ思ってはいたけれど、お前は帰るべき場所に帰るっつーことだァ」
「シンスケ……私を見捨てるんですか」
高杉「クク……見捨てるだァ？人聞きの悪いこったァ。そんな奴に育て上げた覚えはねェが」
ーーーー 第七師団 団長 直々の命令だ
その言葉に何も言い返せないで、渡された甘いお菓子を口に運んだ。不貞腐れている私を横目に煙管から口を離し煙を吐き出した高杉さんは
高杉「久しぶりにおめェさんの口から��シンスケ��だなんて聞いたもんだなァ。クソガキの頃はそう呼んでは飯を食らったもんだなァ」
「…あ、ごめんなさい。高杉さん」
高杉「あの頃から戦闘能力も優れ、仕事も優れ、鬼兵隊には勿体ねェ人材だったが今その実力を他で使え」
この人に御恩があったからこそ、一生この人に仕えると思っていたが、私は私が居るべき場所があるのならば、そこに行くべきなのだと思い、高杉さんの言葉に静かに頷いた
高杉「第七師団とは深く関わりがあるもんだァ、その時になりゃァまた遊びに来い、飯ぐらい食わせてやらァ」
「地球のデザートもつけて」
高杉「クク…分かった」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レオ | 作成日時：2020年12月9日 20時
