★29★回想 ページ29
《壁外調査2日前》
エル「あ〜……トマトとジャガイモとパンが
足りないなぁ……」
冷蔵庫の中身を確認しながら独り言言う。
「買ってこようか(笑)？コア行こう(笑)」
コア「あぁ(笑)……リヴァイも行くか？」
リ「……行かない。」
エル「……リヴァイ、そういえば街行ったことないだろ(笑)？一緒に行っておいで(笑)」
笑顔で言うから、しょうがなく……(汗)
−−−−−−−−−−−−−−−−−
《シガンナクナ街》
ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ−−−
……ほぅ。地上にはこんなにも賑やかなのか。
………悪くない。
初めての町並みに圧倒されていると、
コ「そっか、リヴァイは初めてなんだよな(笑)どうだ？悪くないだろう？」
リ「……あぁ。」
Aは、鼻歌をしながら町並みを、
見渡している。楽しそうなんだろうな。
「コア！！後……何買えばいいんだっけ？？」
紙袋を抱えながらクルッとまわるA。
コ「……えっと、後は……パンだね(笑)」
「OK(笑)♪パン♪パパパン♪」
近くのパン屋に向かう中、
コアが、俺に耳打ちしてきた。
コ《……リヴァイは、Aどう思う？》
リ《……あぁ！？……別に。》
コ《A、良いと思うんだよね？》
リ《……………》
要するに、コアの奴はAに惚れてんだな。
………わかるような、分からないような(汗)
……まぁ、応援しとくか。
リ《……ガンバレ。》
俺はコアの肩を叩き、一人別の所へ行った。
(……と言っても、よく分からないから
近くの雑貨屋に行った。)
雑貨屋の窓にはすぐ目の前にパン屋が
見えた。
そこには、Aとコアの仲むつましい姿が
見えた。
本当、似合ってると思う………。
何か、コアが選んでくる食品に
Aがツッコミ、笑いあっている。
ふと、俺の頭に膨らんだ……
Aが、俺の隣で笑ってる顔
それに吊られて俺も笑ってる……
二人で手を繋ぎながら、あ〜やって
買い物に行けたら、どんなにいい事だろうな？
……って！？何考えてやがる！？！？
……馬鹿か！！
なんて、考えていると二人が
こっちに向かって、歩いてくる。
「もぉ〜、勝手にどこか行かないでよ！！」
リ「……あぁ！？別にいいだろ。」
「良くない！！ま〜た、悪い事されたら、
今度こそ憲兵団に引き渡されるんだからね！！」
リ「……構わないが？」
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作者名：華蓮 | 作成日時：2017年8月11日 16時
