★26★回想 ページ26
〜部屋〜
あれから、1時間………
ゴロゴロ………
……あっ。………鳴り始めた。
まぁ………あがって部屋にいるだろう。
俺は、ティータイムをしながら本を読んでいると………
ピカッ！！ドォーーーーーン！！！
かなりデカイ、雷だ。
………ｯﾁ。……………鳴りやがった。
ふと、部屋の窓を見れば
土砂降りの雨が、窓を叩いていた。
リ「………これじゃ、寝れねぇじゃねぇか。」
紅茶をひと口含んだ途端、
パチッ
リ「………！！！！」
停電だ………。
部屋の外では、みんなが部屋から出てきたであろう、何か話している。
ハ「リヴァイ！！大丈夫！！」
メガネが部屋の確認に来た。
リ「………あぁ。」
コ「ハンジさん！！Aが居ません！！」
ハ・リ「えっ？/……！！！」
嘘だろ！！まだ、風呂場なのか！？
ハ「あた……あっ！！リヴァイ！？」
俺は、すぐに風呂場へ駆け出した。
……アイツ！！………何してやがる！！
確か、風呂は1階の一番端……！！
階段を飛ばし、食堂を通過し
風呂場へ着いた。
リ「……っ。……ハァ…ハァ…(汗)」
中は、真っ暗で居るのかわからない。
リ「……おい！！……居るのか！！」
………………返答が無い。
リ「……入るぞ。」
ガラッと引き戸を開き中に入る。
ロッカーがあり、奥に引き戸がもう一つ
脱水所であろう。
壁に手を当ててAを探す。
すると、足に何か当たった。
リ「……？……A？」
「……リヴァイ？」
リ「……Aか。……大丈夫だ。」
Aの前に屈む。
「……ｸﾞｽｯ……今ね、……いきなり……電気が……ｸﾞｽｯ……消えたの……なんで……？」
リ「……あぁ。……《ゴロゴロ》がきて、
停電した。………すぐ、つくと思う。」
「……ﾌｪ……早く……付いてぇ〜(泣)」
リ「……とりあえず、服は着てるな？
……外出るぞ。皆探してる。」
「………怖いから無理だよお〜(泣)」
……ハァ〜(汗)
しょうがなく、隣に座り電気が付くのを待つ。
「………やっぱり、入らなければ良かった。」
リ「……あぁ。……まったくだ。」
………あぁ！！なんなんだ！！
こいつは、子供だな〜(怒)！！
この歳で、雷が怖いとか無いだろ。
雷が怖いのに、よく調査兵団に入れたもんだ。
………よく分からん。
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作者名：華蓮 | 作成日時：2017年8月11日 16時
