★20★回想 ページ20
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コツ…コツ…
どこだ……？暗くてわからん。
俺は、暗闇にまよいこんだのか……。
「……誰か、いないのか？居るなら、
返事をしろ。」
返事がしない………。
「……ｯﾁ。居ないのか。」
暗闇をひたすら歩いた時……
((ゴメンナサイ……。お母さん……ゴメンナサイ……。))
んっ？声がする……
((……まえは、……くまの子だ！！……たしの子なんかじゃない！！))
なんなんだ……？
ふと見ると、そこには小さな女の子が
泣いている。
((……ごめんなさい！！お母さんごめんなさい！！))
お……おい……。
その女の子に近づき……
「……おい。大丈夫か？何してんだ？」
女の子は振り向き……泣きはらした目をしている。
だが……よく見ると……左目が青くなっている。
「……左目が青い。なぜだ！？」
《……あたし、悪魔の子なの。だから……
だから……お母さんに捨てられた。》
そうなのか……、
「……大丈夫だ。悪魔なんか居ない。
お前は悪魔の子じゃない……！！」
《ｸﾞｽｯ……ﾌｪｯ……》
俺は、そっと……女の子を包み込んだ。
すると……
《……お兄ちゃん。……いい人。
……大好き。》
そう言って……俺の前から消えて行った。
「……おっ…オイッ！！」
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ガバッ！！
リ「……ハァ……ハァ…。」
ｸｿｯ……。なんなんだ！！
毎回毎回、同じ夢になりやがって！！
あの女の子は、何者だ。
何を伝えたいんだ……。
ファ「……リヴァイ？どうした……？」
リ「……すまん。起こしたな。」
ファ「……また見たのか？」
リ「……あぁ。胸糞わりぃーよ。」
ファ「……ん〜？？左目が青く光る女か〜。
リヴァイは思い当たらないんだろう？」
リ「……あぁ。あったこと無いし、見たこともない。」
ファーランには何度か話はした事あり
一緒に悩んでくれる。
ファ「……忘れてるって事は無いのか？
小さい頃とかさ？よくあんじゃん。幼い頃、
一度見かけた事があったとかさ？」
リ「……うーん。それすら忘れてる。」
ファ「……(汗)まぁーそのうち分かるだろう(笑)寝よーぜ。」
リ「……あぁ。オヤスミ。」
俺らは、また眠りに着いた。
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作者名：華蓮 | 作成日時：2017年8月11日 16時
