かけがえのないもの (ページ16)

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★16★回想ページ16

第一の落ち着きがあり、

合計五体の巨人を削ぐ事が出来た。

少し、霧が出始めた頃で

その中からAが馬と一緒に歩いてくる。

流石に半分以上倒したから、体中返り血を

浴びていた。だが、そんなの気にしないA。

俺の所まで、来ると

「……完了。」

と、どこか力が無い言い方をしていた。

リ「………次行くみたいだ。」

「……うん。行こうか。」

馬にまたがり、次のポイントへ向かった。

向かう途中、霧雨のような雨が振り始め

より一層辺りの視界が怪しくなってきていた。

「こんなに、視界がぼやけてるとなかなか
巨人を見つけられないね。」

リ「……ｯﾁ。足元もまともに歩けやしねぇ。」

「滑るから気をつけて……」

リ「……あぁ。」

エル「よし！！そのまま西に向かって走るぞ！！」

全「はっ！！！」

方向を変えて進もうとした途端……

すごい速さで奴が来た！！！

リ「……ｸｿｯ。殺ら………」

その瞬間ーーーーー

目の前に何かが通った…………

その勢いで、俺は馬と一緒に滑り落ちた。

ズザザザザっーーーー

リ「……ﾂｯ！！！」

なんなんだ！！あの速い奴は……

すぐに、見覚えのある馬が側に駆け寄り

顔を近づけ確認する。

この馬……Aの………ってことは！？

そいう思った瞬間……あんな勢いあった巨人が

ピクリともしないで、A見つめている。

A刃先を巨人の鼻先に付け何もしない。

すると、そのそばからあのメガネをかけた女が

数人を引き連れ……巨人に縄をくくりつけていた。

………その間にAはそのメガネの女に寄り掛かった状態でこちらに歩いてくる。

近くなるに連れ、Aは寄り掛かったのでは無く………尽きた様な状態だった。

ハ「あれ(笑)？リヴァイ？どうした！？

あぁ……君を助けるために……なるほど(汗)

すまないが、Aを頼むよ(汗)」

と引き渡され、眼鏡は元の場所に戻っていった。