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#31 ページ32

1日目のライブの朝早く、広臣から電話があった。
「おはよう!俺らはこれから出発だよ!
 来る時気をつけて来いよ。」

「うん、ありがとう。 ライブ頑張ってね!」

「んー。あとでね!!」

無事にライブが成功しますように。
私と美月ちゃんお昼過ぎに到着した。

ホテルにチェックインをすると私達はシングルの部屋で隣同士だった。

「これからどうするー?」

「私、今日休む為に昨日ずっと仕事であまり寝れてないんだよね・・・
 夜まで部屋で少し休もうかな。」

「そっか〜わかったよ!私は適当に過ごすね〜。」

美月ちゃんと別れて部屋に入った。
時計を見るとライブの2時間前・・・

「ライブ会場行ってみようかな・・・」

私は時間もあるし、ライブ会場へ行ってみることにした。

会場の周りには若い女の子達がたくさんいる。
やっぱりすごいよね・・・・これ、みんな三代目のライブに来た人だもんね・・・。

あちこちでファンの子達がドキドキしながらライブが始まるのを待っていて、
大好きなメンバーの話をしている・・・。

ついこの間まではここにいるファンの子と同じように大好きな人にドキドキしていたんだ。
私はすごい人と付き合ってるんだ・・・・

本当にいいの・・・?
広臣を独り占めして。

そこに優越感なんてものは全くなくて、戸惑いのほうが大きかった。

私は突然不安になって、広臣の声が聞きたくなった。
携帯を出して広臣に電話をした。

プルルルル・・・
プルルルル・・・

何回か呼び出し音が鳴る・・・。

そうだよね・・・忙しくて出れないよね・・・

切ろうと耳から携帯を離しかけた時、
「もしもーし!!」

声が聞こえて、私は慌ててまた携帯を耳に当てた。

「ごめん、ライブ前に。」

「ちょーど最終打ち合わせ終わった所。後はアップしながらライブ待つだけ。」

「そうだったんだ。今ね、会場のすぐ近くにいるんだ・・・。
 ・・・・・会いたい。」
ライブ直前で時間がないってわかってるのに口に出してしまった。

「んーーーー、時間ないな・・・。ごめん。」

「・・・でも、会いたい!!」
不安な気持ちが抑えきれなかった。

「あーーーーもう!!
 裏の機材搬入口わかるか?警備員いるところ。」

「うん。わかる。」

「じゃあそこにおいで。」

「うん。」

電話を切ってすぐに私は走っていた。
夢中で走って、警備員のところまで来ると息が切れてハーハー言っていた。

警備員の後ろにツアージャージを着た広臣がいた。

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kei#12(プロフ) - とももさん» 嬉しいです(*ノ∀ノ)もっと細かく色々書いたら良かったなぁーなんて今でもたまに思います(*≧艸≦) (2013年3月30日 1時) (レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
ともも(プロフ) - 最後のところで泣いちゃいました。 (2013年3月29日 19時) (レス) id: 622ebcea0b (このIDを非表示/違反報告)
kei#12(プロフ) - こっさん☆さん» こんなまっすぐ愛してくれる人いたら素敵ですよね(*ノ∀ノ)それが臣ならなおさら♪♪(笑)ハッピーエンドで締めたので次はもっと旨が締め付けられるような想いになってもらっちゃおうかななんて思ってます。(笑)コメントいつもありがとうございます。励みになります (2013年2月6日 8時) (レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
kei#12(プロフ) - ゆりんぼさん» ありがとうございます(T ^ T)コメントを見てヤル気が出てるところもあるので本当に嬉しいです(^-^)臣・・・男前過ぎてかなりやられます(*ノ∀ノ)このままずっと臣と付き合ってて欲しいくらいですけど(笑)本当にありがとうございます♪ (2013年2月6日 0時) (レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりんぼ - ついには1章完結ですね!!臣ファンの私としては、主人公が臣を選んでくれて嬉しいです(*≧∀≦*)けど隆司との関係も気になるので、2章も楽しみにして待ってます!!今までの小説のなかで一番現実味があって好きです\(^^)/ずーっと続けてほしいです(笑) (2013年2月5日 23時) (レス) id: 14eec80005 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kei#12 | 作成日時:2013年1月12日 22時

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