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臣からの返信はないままだった。
美月ちゃんに健二郎からメールがきた。
「リハ終わったって。裏の入り口まで来てくれるみたいだから行ってみようか。」
「うん。」
裏の機材搬入口の辺りに行くとそこには警備員がいた。
私と美月ちゃんがウロウロしていると警備員の後ろからぴょこっと超笑顔の健二郎とGUNちゃんが顔を出したw
か、可愛すぎるww
健二郎が
「こっちこっち〜!急いで〜!」って手招きをしてるので
私達も急ぎ足で二人について行った。
搬入口を通って角を曲がり一つ扉を開けるとそこは中庭のようになっていて
臣とELLYがサッカーボールで遊んでいた。
ELLYがすぐ寄ってきてくれて
「こんにちはー!話は健ちゃんから聞いてるよ〜!
Aちゃんと美月ちゃんだよね!」
って順番に両手で握手してくれた。
フレンドリーだーー(泣)
私も美月ちゃんもすごく舞い上がってた。
私はドキドキしながらELLYの後ろにいた臣を見た。
臣の顔・・・怒ってる・・・?
何かを感じたのか美月ちゃんと健二郎、GUNちゃん、ELLYが自然と少し離れて私達を見ないようにしてくれた。
臣は突然私を抱きしめた。
「えっ!!」
「昨日突然あんな事言って、電話で気持ち伝えて・・・。
Aのちゃんとした気持ち聞けてないままで今日の朝のメールの返事がこないから、
俺、ダメなのかなって思ってた・・・。」
「ごめん・・・。
美月ちゃんとの約束の時間に遅れそうで、バタバタしちゃって・・・。
ここに着いてからメールはしたんだけど・・・。」
私は臣の真剣な想いと不安にさせてしまったことが申し訳なくて涙が出た。
臣が手を離して泣いてる私を見た。
「ゴメンゴメンゴメン!!
泣かせるつもりじゃなかったんだ!!」
臣が焦って言う。
「ここにちゃんと来てくれた。メールもちゃんと見た。
Aを見たらちょっと意地悪したくなったw」
って私が好きなあの笑顔でニコッとして、
私の頭にポンポンって手を置いた。
「いえぇぇぇぇい!!」
「フォーーーーー!!」
「ヒューーーーー!!」
あの3人が古いノリで私達をひやかす。
横で美月ちゃんが笑ってる。
その声を聞いてか
「いえーーーーーい!!」
健二郎たちと同じテンションで隆二が入ってきた。
そして健二郎、GUNちゃん、ELLYと一緒にハイタッチをした。
最後に臣とハイタッチした後に私と美月ちゃんに挨拶をしてくれた。
突然の隆二の登場だった。
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kei#12(プロフ) - とももさん» 嬉しいです(*ノ∀ノ)もっと細かく色々書いたら良かったなぁーなんて今でもたまに思います(*≧艸≦) (2013年3月30日 1時) (レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
ともも(プロフ) - 最後のところで泣いちゃいました。 (2013年3月29日 19時) (レス) id: 622ebcea0b (このIDを非表示/違反報告)
kei#12(プロフ) - こっさん☆さん» こんなまっすぐ愛してくれる人いたら素敵ですよね(*ノ∀ノ)それが臣ならなおさら♪♪(笑)ハッピーエンドで締めたので次はもっと旨が締め付けられるような想いになってもらっちゃおうかななんて思ってます。(笑)コメントいつもありがとうございます。励みになります (2013年2月6日 8時) (レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
kei#12(プロフ) - ゆりんぼさん» ありがとうございます(T ^ T)コメントを見てヤル気が出てるところもあるので本当に嬉しいです(^-^)臣・・・男前過ぎてかなりやられます(*ノ∀ノ)このままずっと臣と付き合ってて欲しいくらいですけど(笑)本当にありがとうございます♪ (2013年2月6日 0時) (レス) id: 481c398d39 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりんぼ - ついには1章完結ですね!!臣ファンの私としては、主人公が臣を選んでくれて嬉しいです(*≧∀≦*)けど隆司との関係も気になるので、2章も楽しみにして待ってます!!今までの小説のなかで一番現実味があって好きです\(^^)/ずーっと続けてほしいです(笑) (2013年2月5日 23時) (レス) id: 14eec80005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kei#12 | 作成日時:2013年1月12日 22時