安眠に大事な抱き枕【朔間凛月】

説教 ページ26

A「もう、や、めて、ひゃうっ」

凛月「笑笑」




もうなんなんだほんとにぃ！




横腹を指で刺激しながら耳に息を吹きかけたりする凛月くん。






いやマジで何してんの。









？？「なに、やってるんですか？」





え、誰？






凛月くんの顔を見ると、ヤバ、というような感じの顔。









声的には、、、、、、









A「あきやん先生、、、、」









先生「やめてください、その"あきやん"っていうの」



「なにしてるんですか？授業も放ったらかして」









あきやんがメガネの奥からビームの出そうな鋭い眼光で見下ろしてくる。







急いで凛月くんの腕から逃げ、乱れた服を直しつつ正座する。









そう、この先生、

前の学校でお世話になった先生だ。






こないだの全校集会で分かったことなんだけど、どうやらあきやんは視察のために前の学校にいたらしく。



そこで私が気に入られて、？


で、この状態と。









え、怖。





私知ってるよ、この先生の恐ろしさ。





私に彼氏が出来ないだろうって思ってる人だよ？









先生「Aさん」


A「は、はい！」


先生「何やってるんですか？」







A「え、えっと、その、これはですね、」









凛月「抱き枕のレッスンしてたんだけど？」






何を言い出すんだと思えば、このあきやん先生に意見を言ったよこの吸血鬼！



目が点になるってつまりこういうことよね、









先生「へえ、抱き枕のレッスン、ですか」




「付き合ってもないのに？」









そう、私達は、別に付き合ってる訳じゃない。









カップルと違って、他にもっといい抱き枕があればすぐ離れられてしまう。









付き合ってもないのに、というあきやんの言葉が、心にグサッと突き刺さる。









あれ、なんで私、こんなに傷ついてるの？









先生「付き合ってもないのに触れ合っていることに関しては学校側としても気にするところではありますし、そもそも授業に出ずにこういうことをしているという点では指導をしなければなりませんので」





「朔間さんは今すぐ教室に戻りなさい」




「そしてAさん、私についてきなさい」





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お分かりでしょうか、この先生が、あの、あとから私も夢ノ咲に行きますから、といったあの危険な先生ですよ、

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