16 ≫ たぬき。 ページ16
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電伝虫から流れてきたのは、麦わらのルフィがシーザーの部下と会話をしている声だった。
緊急信号を受信したらしく、シーザーの部下はパンクハザードに紛れ込んでいるワノ国の侍に斬られたみたいだ。
そういえば、ローさんが侍を切ったと言っていたなと思いだす。
ローさんのことだから、身体をバラバラにしている筈。そんな状況でも戦えるという事実に驚いた。
一度、サムライさんに会ってみたいな。
興味を示しているのに気づいたのか、
ローさんはそんな私を見てため息を吐く。
もう一つ驚いたのが、この近海に麦わらのルフィさんがいるということ。
昔、麦わら屋を気まぐれで助けた。とかなんとか、ローさんが話してくれたことがある。
それは、私がクルーになる少し前の出来事で私はルフィさんに会ったことがない。でも、悪い人じゃないと思っている。
ローさんがあの頂上戦争まで行って助けたんだから。
ルフィさんとはローさんに助けてもらった者同士仲良くなれそうだな…なんて。
こんなことローさんに言ったら、敵船の船長だぞと怒られそうだから言えないけど。
ロ「用件はなんだ。緊急信号の捏造はお前ら海軍の十八番だろう。」
ローさんは今の電伝虫を聞いても何の戸惑いも無く答える。
ス「残念ながらこの通信は海軍で作った罠じゃない。」
ロ「どうだかな…俺の知らねェ話は終わりだ。」
ス「つまらん問答はさせるな。
研究所の中を見せろ。」
ロ「____今は俺の別荘だ。……断る。
お前らが捨てた島に海賊の俺がいて何が悪い。ここにいるのは俺1人だ。麦わらがもしここへ来たら首は狩っといてやる…話が済んだら帰れ」
ローさん、ルフィさんがここに来ても、殺すつもりないですよね…いつもは麦わら屋なのに麦わらって言っちゃってますよ…
なんて考えていると、研究所の中から騒ぎ声がする。
沢山の足音と騒音。
研究所がこんなにうるさくなることなんて今までなかった。
絶対何かがおかしい…！
あのローさんでさえ、何が起きているかわかっていない様子。
…え…な、何…？何か近づいてくる！？
ローさんの身体に急いでしがみついて登っていく。
ローさんはそれに気付いて私を抱えてくれた。
どんどん声は近くなり、子供達の声も聞こえてくる。
ど、どうして？シーザーに閉じ込められてた筈じゃ…
すると、勢いよくドアが開かれた。
チ「ハチャ〜〜〜〜‼‼‼外だ〜〜‼」
……たぬき？
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っちゃん - 面白いです！！頑張ってください！！ (4月2日 21時) (
レス) @page22 id: e208a5b636 (このIDを非表示/違反報告)
なの。(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！更新不定期で申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします！ (2019年10月21日 23時) (レス) id: a222c34c2b (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白く良かった作品です。続きが凄く楽しみです。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2019年10月21日 19時) (レス) id: 03dd8ecefd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの。 | 作成日時：2019年10月8日 19時
