僕らが強く。

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昌暉side





図星すぎて何も言えなかった。





確かに、DISH//解散は自分達で決めた道。
自分がいちばん、納得しなくてはいけない。





ファンの方の中には、まだ納得してない人達もたくさんいる。
その方たちを不安にさせない為にも、納得させる為にも、音楽以外の道で成功しなくてはならない。





そんなことは分かってる。
分かりきってる分かりすぎてるくらい。





だけど、心と身体が別々になることなんてなくて、まだ俺自身が納得してないのに、誰かを納得させるなんて不可能なんだ。





宮「……休む？」





昌「…え？」





宮「少し、整理する時間があった方がいい。今のまま活動続けられてもこっちも迷惑」





いきなり告げられた、活動休止命令。
今言われたことも脳内で処理して理解しないといけないのに、もう頭がごちゃごちゃでよく分からない。





昌「……すみません…」





宮「謝らなくていい。反省もしなくていいから、頭も心も整理してからもう1回再開しような」





宮下さんが出ていったドアが閉まると同時に、涙が溢れて止まらなかった。





自分には何ができるんだろう。
今の俺は、出来ないことばかりだ。





みんなに迷惑をかけて、自分をコントロール出来なくて、結局自分の首を絞めて。





俺は何がしたいんだ。
なんの為にここにいる。





何のために、誰のために、誰に必要とされてる？





もしかして、誰にも必要とされてない？





神様。
今の俺に、生きる価値はありますか…？


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