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匠海side
ーピンポーン
昌暉が活動休止してから1ヶ月。
活動休止の発表が出てから、メッセージを送っても一向に既読にならない。
さすがにおかしいと思い、仕事終わりに昌暉の家に寄ってみた。
エントランスの暗証番号は知ってるから、昌暉の部屋のインターホンを直接押した。
…出ない。
インターホンを押しても、電話をかけても出ない。
匠「…昌暉ー」
呼びかけてみても、返事はない。
…いないのかな。コンビニでも行ってんのか。
そう思いながらも、ドアノブを下げるとなんの違和感もなく開いた。
あいつ、鍵かけないで行ったのかな。
いや、そんなずぼらな奴じゃないはず。
不穏感。不信感。
少しだけ、嫌な雰囲気も感じ取りながら、電気もついてない真っ暗な部屋を進んだ。
匠「昌暉ー…」
呼びかけながら進む部屋の中は、それはもう酷かった。
電気をつけると更に際立つ。
ゴミは出しっぱなし、洗い物もしてなくて溜まってるし、服もぐちゃぐちゃ置いてあって、俺が知ってる昌暉からは考えられないほどの荒れっぷりだった。
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ましゅまろ(プロフ) - トン助。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!とても嬉しいお言葉ありがとうございます、励みになります!DISH//さんと共に、この作品も愛してくださると嬉しいです! (2020年9月14日 15時) (レス) id: de85c83aa4 (このIDを非表示/違反報告)
トン助。(プロフ) - 初めまして。DISH//が大好きで作品を探していたら、この作品に出会いました。文章力と表現力を活かした作品のクオリティに衝撃です。更新本当に楽しみにしています。頑張ってください(^^) (2020年9月3日 20時) (レス) id: 5008114d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2020年8月27日 22時