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23. ページ23

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柊生side





柊「余計なお世話なんですけど」





に「自分で気付いてないの?1年前からテンション爆下がりよ?いつ柊生がクビになるか俺ずっとヒヤヒヤしるもん!」





それは気付かなかった。
たまたまにっしーの後ろにいたスタッフさんも、うんうんと頷いていた。





柊「……すみません」





に「だから、」





柊「でもずっと残しとくのは違うと思う」





に「…なんで?」





柊「…ファンの方に、希望を持たせたくない。にっしーがずっと付けてる限り、期待しちゃうと思うんです。…俺らはもう終わったから、無駄な心配とか、無駄な期待とか、そういうのはもう、何もしたくない」





に「それ自分に向けて言ってるよね?」





柊「そんなこと、」





に「最後に"したくない"って言ってる時点でそうでしょ」





……そうだよ。そうだよ自分に言ってるよ。
言い聞かせてるよ。





何ヶ月も、もうずっと言い聞かせ続けてる。
無駄な期待をしちゃうのは、俺だ。





俺だけなんだろうな、前向けてないの。
前向けてるフリして、全く前向けてないの。





実は解散してしばらくして、メッセージアプリのアカウントを変えた。





前のアカウント、消してはないけど使ってない。
解散しても別に仲良くやるんだろうなと思ってたし、そのつもりだった。





でも俺には無理だった。
あいつらの誰かのこと思い出すだけで苦しくなって、後悔ばかりで、…会えそうもない。





だったらもう関わりをなくそうと、4人が知らないアカウントを作り直して、それを使ってる。





柊「…ちょっと外行ってきます」





その辺にいる人に断って、頭を冷やす為に外に出た。
俺はいま、"タレント 橘柊生" だ。





自分の力が仕事に繋がる。
怖くて、弱くて、毎夜毎夜逃げ出したくなる。





それでも俺が続けてるのは、誰のため?
そんなの、応援してくれるファンの為に決まってる。





柊「おし!!!!!」





一声叫んで、自分に喝を入れてからスタジオに戻った。


*☼*―――――*☼*―――――

ましゅまろです!

色んな方の名前を出してますが、この人分からない!って方がいましたら、コメントで教えてください。

補足で説明したいと思います。

*☼*―――――*☼*―――――


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ましゅまろ(プロフ) - トン助。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!とても嬉しいお言葉ありがとうございます、励みになります!DISH//さんと共に、この作品も愛してくださると嬉しいです! (2020年9月14日 15時) (レス) id: de85c83aa4 (このIDを非表示/違反報告)
トン助。(プロフ) - 初めまして。DISH//が大好きで作品を探していたら、この作品に出会いました。文章力と表現力を活かした作品のクオリティに衝撃です。更新本当に楽しみにしています。頑張ってください(^^) (2020年9月3日 20時) (レス) id: 5008114d4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2020年8月27日 22時

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