僕らが強く。

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柊生side





DISH//が解散して、もうすぐ1年。
エゴサをしても、DISH//ことについて触れる人は減ってきた。





所詮こんなもん。
俺らを好きでいてくれた人達も、時間が経てばまた別の誰かを好きになる。





その人の人生はその人のものなんだから、俺がとやかく言うわけじゃない。
ただ、その人の人生の過程に俺たちが勝手に割り込んでただけだから。





俺らに落としてたお金、他の誰かにも自分にも使えて一石二鳥じゃない。





こうやって人の心から段々と薄れていって、遂には消えて、俺らの存在は幻になる。





柊「…にっしー、いつまで# DISHって載せてんの？」





にっしーだけは、決してDISH//の存在をなかったことにしない。





一緒にラジオをやり始めた時からずっと続いてる
"今週の柊生"。





色んなギャグ線高いハッシュタグが並んでる最後に、必ず名前を付ける。





今でもずっと、# DISH はそのままだ。





柊「…そろそろ消してもらえません？」





に「柊生の中から、DISH//が完全に消えたらな！それまでお前はずーっとDISH//だ！」





得意げに言うけど、それはなんか…違うと思うんだ。


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