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太陽side
…間違った愛され方?
悪い予感しかせえへんけど…どういうことや?
『間違った愛され方って…なんや?』
海「もう俺はこれ以上言えない。人の辛い過去をえぐり出すようなマネ、したくない」
力のない声でそう言うと、教室を出て行った。
『…間違った…愛され方?』
間違った愛され方が俺には全然分からない。
だからってAちゃんに聞くのは、もっと残酷なことだ。
海「ちなみにだけど」
『うお、びっくりした!』
声のした方を見ると、出て行ったはずの海がドアにもたれかかっていた。
海「俺が祐基の元カノがAちゃんだって知ったのは昨日の話。祐基の過去にやってきた事は知ってたけど、彼女の名前教えてくれた事はなかったから」
『…おう』
海「誰にも名前教えたことないらしいよ。他の誰かがその子のこと狙うの阻止する為だって。…独占欲、強いにもほどがあるよね。なぜか昨日はあっさり教えてくれたけど」
ほんとにそれだけ言いに戻ってきたのか、終わったらすぐ帰ってしまった。
…俺は、こんな複雑な気持ちの中1人で帰るのか。
Aちゃんに会うのが気まずい。
元々接点なかったし、俺とAちゃんを繋ぐものがなくなった今、会うことはないだろう。
これでいいんだ、せいせいする。
…なんて思ってないことはいい加減わかる。
祐基ってやつのこともモヤモヤするし
Aちゃんのこともモヤモヤする。
…自分がどうしたいのか分からない。
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ましゅまろ(プロフ) - 千羽さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!頑張りますありがとうございます! (2018年12月23日 10時) (レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
千羽(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!いつも、次の展開が気になります!それに見入ってしまいます(笑)私はタカシくんが大好きなのでタカシくんとくっついて欲しいと切実に願ってます!更新大変かと思いますが頑張って下さい!楽しみに更新されるの待ってます(^o^) (2018年12月23日 3時) (レス) id: 049a9afd19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2018年11月29日 17時