検索窓
今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:69,652 hit

2. ページ3

『なぁ、好き』





「…は?」





昼休みに、飲み物を買いに行ったらそのまま拉致られて今は空き教室。、





と、隣に松尾太陽。





『好き』





「ほんとは?」





『ほんまに』





「嘘ですよね。先輩めっちゃキャーキャー言われてるじゃないですか。普通そんな人が私のとこなんかきませんよ」





『…お前、すごいなぁ。じゃあふつうに言うわ。俺の彼女になってくれへん?』






「だから、」





『誰も好きなんて言うてへんやん。彼女になってって言うてんの』





「は?なんで私が…」





『もちろん偽のやで?俺だってお前のことなんか好きちゃう。やけどな、最近めんどくさいねん。毎日のように告られて、そろそろだるい』





…この人、純白王子って言われてなかったっけ?





『やから、少しでいい。彼女のフリしてくれへんかな?お願い!』





人から話しかけられることすら初めてだし、ましてや学校の王子様にこんなにお願いされてる。





私の人生こんなことある?





「…分かりました、」





『ほんま!?よかったぁありがとう!』





今度はニコニコの不気味なくらいの王子様スマイル。なんなのこの人、全然読めない。





「私はどうすればいいですか?」






『あー、とりあえず俺に合わせといて!』





「ていうか私、いじめられること目に見えてるんですけど」





『それは大丈夫、俺から積極的にいったってことにするから』





「んー、まぁはい。いつまでとかまだ分からないんですよね?」





『せやな。とりあえず女が寄ってこなくなるまでかな。めんどくさい奴らに囲まれたらほんとだるいねん』





「先輩って、純白なのか黒いのかわからないです」





『俺?全然純白ちゃうで。…そもそも純白な人間なんておらんやろ』

3.→←ましゅまろです



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (94 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
175人がお気に入り
設定タグ:超特急 , 松尾太陽 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ましゅまろ(プロフ) - 千羽さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!頑張りますありがとうございます! (2018年12月23日 10時) (レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
千羽(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!いつも、次の展開が気になります!それに見入ってしまいます(笑)私はタカシくんが大好きなのでタカシくんとくっついて欲しいと切実に願ってます!更新大変かと思いますが頑張って下さい!楽しみに更新されるの待ってます(^o^) (2018年12月23日 3時) (レス) id: 049a9afd19 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ましゅまろ | 作成日時:2018年11月29日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。