続 ページ8
首領室に入ると先ず目に入ったのは外の禍々しい雰囲気とは打って代わった可愛らしい飾り付け
壁には紙花や明るい色の壁飾り
様々な形の風船が至る所に吊るされ長机には紅茶用の杯とケェキスタンドが置かれていた
ケェキスタンドには洋菓子や焼き菓子が均等に置かれている
紅葉｢遅いぞA｡こちとら先に始めておる｣
湯呑みを持ち中央左側に座っていた紅葉はAを見てそう云った
A｢んもぅ少しくらい待っててくれても良いじゃないか｣
紅葉｢お主が遅すぎるのが悪い｣
A｢手厳しいなぁ｣
？｢お姉様ぁぁぁぁぁ！！！！｣
Aが苦笑いを零すと可愛らしい幼女が突進してきた
Aは走って来る幼女を見るとその場に膝を着き微笑み両手を広げた
幼女はAの胸に思い切り抱き着く
A｢走って来たら危ないよ｡エリスちゃん｣
金色の長髪､大きな青い瞳に整った顔立ち
紅いリボンを髪につけ､白い
エリスと呼ばれた幼女はAを見上げ満面の笑みを浮かべた
エリス｢だって早くお姉様に会いたかったの！｣
ポートマフィア＿＿首領の娘？＿＿＿エリス
A｢其れは嬉しいけど転んだりしたら危ないから余り走らないようにね｣
エリス｢はぁい！.....あら？｣
A｢ん？｣
エリスはAの顔を見て不安げに云った
エリス｢お姉様...頬から血が垂れてる｣
A｢あっこれは＿＿＿｣
エリス｢リンタロウー！！！！お姉様が怪我してる！！！｣
？｢何だって！？｣
Aが事情を話す前にエリスは一番奥に座っていた男性の方に走って行った
A(面倒な事に成りそうだ)
？｢Aちゃん此方来て！｣
A｢はぁい｣
Aは心の中で溜息を付き中年の声が聞こえる方へと向かった＿＿
A｢っ......森さんまだー？｣
森｢じっとして！｣
黒い
肩には紅色のマフラーを掛けている中年の男性＿＿
森鴎外はAと向かい合い先程の傷を手当てしていた
こう見えても元闇医者である
森｢全く...如何して止血も何もしていないのだい？｣
A｢傷が有ること自体忘れてた｡エリスちゃんに云われて思い出したんだよ｣
森｢昔からそう云う所は変わってないよね〜次からはちゃんと応急処置をする事！傷に菌が入って炎症を起こすのは以ての外だし跡が残ったら大変だから！｣
A｢はーい｣
森は慣れた手つきで手当てを終えるとAに注意深くそう伝えた
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花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです！ (2020年9月10日 23時) (
レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの？珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い！！......ストレス軽減ってどうやってるんだろ？((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか？ (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rei | 作成日時：2019年5月7日 3時
