続 ページ40
店員「ご予約した商品はこちら等で宜しいでしょうか?」
A「はい」
店員「承知致しました」
店員が慣れた様子で会計を進めていくとエリスが駆け寄ってくる
エリス「お姉様、購ってくれるの?」
A「勿論。逢えなかった分の埋め合わせとは程遠いが今日はこれで勘弁してくれるかい?」
エリス「えぇ。じゃあ次は一緒にケェキを食べに行ってリンタロウのお金でまた購物に行きましょう!それで許してあげるわ!」
A「ふふっ判った」
思わぬ所で森に火の粉が飛んでいるのにAはお構い無しで微笑む
店員「合計で129万6793円となります。御会計は如何なさいますか?」
A「カード一括で」
そう云いAの財布から出てきたのはブラックカード
店員「拝借致します」
A(後で森さんに請求書送り付けよ〜っと…流石に森さんも今居る場所がお高い事で知れてる高級子供正服店だとは知らないよね〜)
軽々しい手つきでカードの暗証番号を打ちながらまたもや森に火の粉が飛ぶ
カード払いが済み店員は洋服などを紙袋に入れる
店員「出入口までお持ち致します」
A「有難う御座います。エリスちゃん行こうか」
エリス「ええ」
店員と共に店を出る
そして紙袋を受け取る
店員「有難う御座いました。またの御来店をお待ちしております」
A「はい」
深々と頭を下げる店員にAは頭を下げエリスと来た道を戻って行った
エリス「これからどうするの?」
A「もう直ぐ森さんが先刻の場所に現れると思うからそこまで戻るよ」
エリス「え〜!!もうお姉様とお別れなの?」
A「御免ね。私もこれからやる事があって…それに今日は充分森さんを困らす事が出来たんだから。次、また逢えるから今日はこれで我慢してくれるかい?」
エリス「……分かった」
A「偉いね、エリスちゃん」
渋々と納得したエリスの頭を撫でる
A「そうこうしているうちに到着だ。あと三十秒後には森さんも現れるから此処でお別れだよ」
エリスに先程購入した洋服の紙袋を手渡す
エリス「うん。お洋服ありがとう、お姉様!」
A「どういたしまして。じゃあまた近い内にお出掛けしようね」
エリス「楽しみにしてる!ばいば〜い」
A「またね」
子供らしく手を振るエリスに手を振り返しAは人混みの中へと紛れていった
103人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです! (2020年9月10日 23時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの?珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い!!......ストレス軽減ってどうやってるんだろ?((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Rei | 作成日時:2019年5月7日 3時