続 ページ34
国木田「構成員は政財界や軍閥の要職を担う一方で、裏では膨大な資金力と異能力で幾多の謀を底巧む秘密結社...そんな連中が何故敦を?」
A「組合は都市伝説なんかでは無いよ。団長の名はフランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド。全てを金で解決出来ると思っている重度のお莫迦さんだ」
太宰「Aさん知ってるの?」
太宰は目を見開く
A「嗚呼」
Aは頷いた
国木田「異能は!?構成員の数は!?」
国木田は身を乗り出す
A「そんなに慌てなくてももう直ぐ判るさ」
Aは不敵に微笑み椅子に寄り掛かりながら空を見上げた
その時、何処からか
国木田と敦は首を傾げる
太宰は真剣な表情となった
それと同時に事務室へ谷崎が駆け込んで来た
谷崎「た、大変です!」
直昇飛行機の音は更に探偵社へと近付きそして高速道路で着陸した
走っていた車は急
社員達は急いで屋上へと駆け上がり直昇飛行機を見つめた
太宰とAは云った
太宰「先手を取られたね」
A「ん〜一分遅刻だ」
直昇飛行機の
まだ少し幼さを感じられる赤毛の少女と執事とも見受けられる長身の男性
そして先頭に立つジェラルミンケースを担いだ男は鼻を鳴らした
彼の名はフランシス・F
先程、Aが話していたその人である
フランシスはAに気が付くと一目散で駆け寄り彼女を抱き締めた
A「わっ…と」
Aは蹌踉めきながらも確りと受け止める
フランシス「A!三年振りだな!」
A「久方振りだね、フランシス君」
フランシス「お前を探す為に時間と多額の金を使ったが…だがお前ともう一度逢う為だったらそんな出費痛くも痒くも無い」
A「お疲れ様」
フランシス「今日もAは美しいな」
フランシスは体を離しAの頬を撫でた
Aは美しい笑みを浮かべる
A「有難う今日は何の用で日本に来日したんだい?」
フランシス「フン、お前なら云わなくても判るだろ」
A「良く知ってるじゃないか。なら話は疾い。社長の元へ案内しよう」
フランシス「嗚呼。頼むよ」
フランシスはAの頬に口付けを落とす
A「行くよ」
Aは一息付きフランシスとその部下を引き連れ屋上を出た
彼女は知らない
屋上に残された探偵社員の一人が途轍もない殺気を放っていた事に…
103人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです! (2020年9月10日 23時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの?珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い!!......ストレス軽減ってどうやってるんだろ?((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Rei | 作成日時:2019年5月7日 3時