続 ページ32
A「じゃあ私はそろそろ帰るよ。お疲れ〜」
Aはそう云って太宰と鏡花に手を振り去っていった
太宰「お疲れ様〜.........って私を置いてかないで!待ってよ〜!!鏡花ちゃん、今日はゆっくり休んでくれ。じゃあまたね!」
太宰は社員寮を去って行くAを追い掛けて行った
太宰「Aさーん!待って〜!!」
A「治...帰らないのかい?」
小走りで横に並ぶ太宰を見て首を傾げるA
太宰「今日はAさん家に行きたい気分だからAさん家行く。昨日は半日私の部屋に居たんだから良いよね?」
A「...良いよ。一緒に帰ろうか」
太宰「やった〜」
A「最近、私の家に来る回数多くないかい?」
Aが呆れた表情で太宰を見ると太宰は咄嗟に目を逸らした
太宰「.........そんな事無い」
A「ふぅん...ま、良いや...冷蔵庫に何も無いから買い出しに付き合ってくれ。何食べたい?」
太宰「ん〜〜〜晩酌に合う料理と蟹缶を使ったやつ!」
A「了解。なら今日は蟹玉と舞茸を使った料理でも作るか」
太宰「うふふ、Aさんの作る料理は何でも美味しいから楽しみだ」
A「それ、他の女性にも同じ事云ってるんだろう?」
太宰「む...そんな事無いもん。他の女性からお弁当作ってあげるとか朝食だけ夕食だけ作るとか良く云われるけど絶対得体の知れない物入ってるから全て断ってるよ。其れに私、手料理はAさんの作ったものしか食べないって決めてるから」
A「女性の恨みは恐ろしいね......まあ私の料理しか食べないって云ってくれたのは嬉しいけれどそうゆう事、他の女性に訊かれたら私が恨まれそうだ」
太宰「多分...無いと思う」
A「多分ねぇ...そうなったら治に全責任とって貰うけど」
太宰「え〜」
A「自分で招いた事なんだから自分で解決して貰わなくては困るよ」
太宰「善処するよ...」
A「信憑性が無しに等しいと感じるのは私だけかい?」
太宰「Aさんだけだよ」
Aは疑いの目を太宰に向けるが呆れ顔で微笑み息をついたのだった___
翌朝、武装探偵社にてAと太宰は珍しく遅刻すること無く出勤していた
国木田は朝の業務を黙々と行っている
太宰「でね__」
A「それだと__」
二人は仕事をせずに駄弁を垂れていると突然、探偵社の扉が開かれた
A「あ」
Aの目線の先には敦と鏡花がいる
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花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです! (2020年9月10日 23時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの?珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い!!......ストレス軽減ってどうやってるんだろ?((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rei | 作成日時:2019年5月7日 3時