続 ページ27
A「何を貰ったんだい?」
太宰「万年筆」
A「あぁ...確かに国木田君らしい」
国木田「その万年筆を使ってお前はもっと探偵社の業務に励め」
太宰「へーい」
すると国木田を気に皆が太宰へ誕生日贈呈品を渡していった
新品の包帯十個入りや中々手に入らない金の味の素、少し高級な日本酒、駄菓子、自 殺参考書、自家製野菜など多種多様だ
太宰「皆、有難う」
A「治、私からも誕生日贈呈品だ」
Aはそう云って太宰に昼間購入したあの紙袋を渡した
太宰「良いの?」
A「勿論だ」
太宰「開けてもいい?」
A「ああ」
太宰は紙袋から綺麗に包装された正方形の箱を取り出す
器用に包装を外し箱を開けた
その中には黒革の折り畳み財布が入っていた
財布を手に取ると太宰は首を傾げる
太宰「本当にこれ...私への贈呈品?」
A「ああ、勿論」
Aが頷くと首元に抱き着つく太宰
太宰「有難う、Aさん!」
A「うふふ、どういたしまして...喜んで貰えて何よりだ」
Aは太宰の頭を撫でると身体を引き剥がす
太宰「でも何で財布なの?」
太宰は財布を見ながら首を傾げた
A「治、この間入水してまた財布無くしたって嘆いてただろう?こう何度も落とすと購うのも面倒になってくるからね。贈呈品となれば治も落とさないだろうと思って財布にした」
太宰「ご最もです...あ、私の頭文字入ってる!」
財布を開くと内部にD.Oと金の刺繍が入っていた
A「特注で頼んだんだ。これで暫くは無くさないだろう」
太宰「うん!絶対、無くさない」
太宰は財布に大喜びしそれから飲み会は暫く続いた
未成年者も多く居た為、十時にお開きとなり約束通り国木田が飲み代全額を支払った
金額は想像に任せよう
ただ、国木田が自身の財布の中身を見て何とも云えぬ表情であったのは云うまでもない
太宰「有難う〜国木田君〜」
国木田「次は絶対払わんぞ!」
それぞれが自身の自宅へ赴く中、太宰はAの住む
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花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです! (2020年9月10日 23時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの?珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い!!......ストレス軽減ってどうやってるんだろ?((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rei | 作成日時:2019年5月7日 3時