続々 ページ26
探偵社員「ハッピバースデーディア太宰〜」
太宰「え」
探偵社員「ハッピバースデートゥーユー」
驚く太宰の前に誕生日ケェキが置かれる
ケェキの上には得体の知れない茸を象った焼き菓子や包帯を模様した猪口が飾り付けられている
A「うふふっ...ほら、治...蝋燭をふぅーってしてくれ」
太宰「う、うん...」
太宰が蝋燭を消すと電気がついた
探偵社員「誕生日おめでとう!!!」
太宰「えっと、ありがとう皆」
太宰は頬を描きつつ微笑んだ
A「その様子だと随分驚いているようだね」
太宰「うん」
ケェキを切り分けながらAは太宰に微笑んだ
A「良かった。治に理解らない様にするの大変だったんだよ」
国木田「俺は何も知らなかったけどな」
腕を組み眉間に皺を寄せながらAを睨み付ける国木田
乱歩「国木田に計画を教えたら絶対に太宰にばれると思ったからね!だから敢えて伝えなかった」
A「そういう事だ」
ケェキを頬張る乱歩を横目にAは頷く
国木田「なっ!此奴なんかにばらす訳無いでしょう!」
与謝野「いいや、国木田は態度で判る。嘘が下手だからねえ」
A「治にこの計画の事がばれそうになって国木田君は上手く誤魔化せるかい?無理だろう?」
国木田「ぐぬぬ...だ、だが敦や谷崎達には事前に話していたでしょう!?」
A「敦君達には今日、伝えた」
国木田「は?」
淡々と話すAに国木田は腑抜けた声を出した
A「敦君達に事前に伝えたら確実に治に勘づかれるって判ってたから今日、皆で依頼に行かせたついでに飲み会の事を話して、今に至る」
乱歩「僕と与謝野と社長には事前に伝えられていたけどね〜」
A「そういう事」
国木田「俺にだって当日でも伝えてくれれば...」
与謝野「国木田に伝えたりでもしたら一瞬で太宰に見抜かれるだろう」
A「治には驚いて貰いたかったからね。考えに考えた結果の苦肉の策という訳だ。それに国木田君だって今日、飲み会が無くとも治に誕生日贈呈品渡すつもりでいただろう?」
太宰「そうなのかい、国木田君!」
国木田「チッ」
Aに全てを見抜かれ目を輝かせる太宰に舌打ちをする
すると太宰に向かって長細い箱を投げた
太宰「おっと」
太宰はその箱を受け取ると顔を渋らせた
国木田「何だ、その顔は」
太宰「いやぁ...国木田君らしいなぁ〜と思って」
Aは首を傾げた
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花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです! (2020年9月10日 23時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの?珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い!!......ストレス軽減ってどうやってるんだろ?((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rei | 作成日時:2019年5月7日 3時