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太宰治 生誕祭 ページ20

太宰side

六月十九日___それは私の誕生日

私はうきうき気分で探偵社に出勤した

現在の時刻は十時

完全なる遅刻だが今日くらいは国木田君も許してくれるだろう

探偵社の扉を開けた

太宰「おっはよ__ぶへぇ!!」

扉を開けた瞬間、太宰の顔面に何かが直撃した

太宰「痛ったぁ!もう行成何さ」

太宰は顔面を抑えながら飛んできたものを拾った

顔面に直撃したのはクリップボードだった

国木田「何時だと思ってるんだ!唐変木!!完全な遅刻だぞ!!!」

そして投げた犯人は眉間に皺を寄せる国木田

すると太宰は頬を膨らませた

太宰「今日くらいは別に遅刻しても良いじゃないか。誕生日なんだよ!誕生日くらいゆっくりしても良いじゃない!!」

国木田「良くない!誕生日だからなんだ!今日は平日、出勤日だ!通常通り勤務に励め!」

太宰「うへぇ......あれ、そう云えばAさんは?」

太宰は辺りを見回すがAの姿は無かった

国木田「Aさんは依頼に出掛けた」

太宰「ふぅん...なら帰ってくるまで寝てよ〜っと」

太宰が長椅子に横になろうとすると国木田は太宰を掴んだ

太宰「え」

国木田「オラァ!」

太宰「ぶへぇ!!」

太宰は軽々しく飛んだのだった......


同時刻___Aは封筒を片手に街を歩いていた

A「ふっふふ〜ん♪」

鼻歌を歌いながらとある建築物(ビルチング)を目指す

暫く歩くと目的地の高層ビルに着いた

Aは迷いなく中に入る

広々とした受付にいる受付嬢に微笑みかけながら話し掛けた

A「すみません。武装探偵社の者ですが...社長さんはいらっしゃいますか?依頼された書類をお届けに参りました」

受付嬢は頬を染めながら云った

受付嬢「しゃ、社長ですか...?少々お待ち下さい!今、連絡を取ってみます!」

A「よろしくお願いします」

受付嬢が電話を取り少し話し込むと電話を切り云った

受付嬢「こちらまで来てくれるそうです。少々お待ち頂けますか?」

A「はい、ありがとうございます。待ってますね」

Aはそう云うと受付付近にある椅子に腰掛けた

懐中時計を確認し社長を待っていると駆け足でAに向かって来た男性

社長「すみません...お待たせしてしまって......」

Aは顔を上げ立ち上がり未だ若い社長に向かって微笑んだ

続→←七夕 彼女の願いとは__



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作品ジャンル:アニメ
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花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです! (2020年9月10日 23時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの?珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い!!......ストレス軽減ってどうやってるんだろ?((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rei | 作成日時:2019年5月7日 3時

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