おまけ ページ17
潮風が優しく靡いた___
純白の菊と薔薇の花束を持ち、彼女は歩いていた
そして一つの墓石の前に座った
墓石に彫られた名は
織田作之助____
A「織田作、久しぶり。遅くなって御免ね」
彼女...Aは花束を水差しに差し、言葉を綴った
A「手紙...有難う。確り読んだから安心したまえ。本当は治と来ようと思ったんだ。だけどあの子...調子に乗って深酒してしまってね...今はうちで寝ているよ。ふふっ、相変わらずだろう?」
Aは語り掛けながら墓石に水をかけた
そして座り直すと線香に火をつけ香炉に添える
暫く手を合わせると云った
A「治の事を有難う。最期にあの子に道標を示してくれて有難う...ちゃんと光の道へと進めているから安心したまえ。ははっ君には感謝を伝えても伝えきれないよ...本当に良い友人を持ったと思う。せめてもの安静を...って云ってもこれからが賑やかになるんだけどね。君もおちおち寝てられないなぁ」
Aはそう云って立ち上がると微笑んだ
A「今までお疲れ様、織田作。これからは私達の頑張りを見守っていてくれ。そしたらあの子も喜ぶ筈だからさ」
すると優しい風が頬を撫でた
A「......またね織田作」
そして彼女はその場を後にした
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花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです! (2020年9月10日 23時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの?珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い!!......ストレス軽減ってどうやってるんだろ?((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rei | 作成日時:2019年5月7日 3時