約三年間行方不明だった美女はヨコハマに帰って来たようです 参【文豪ストレイドッグス】

終 ページ16

A｢随分と警備が甘いねぇ｣

太宰｢う､うん...｣

二人が忍び込んだのはポートマフィアの情報の集積所

大概の情報は此処に隠されていた

無造作に置かれているパソコンを開き慣れた手つきでデータベースを探る太宰とA

太宰｢さーて......七十億も支払って虎を買おうとしたのは､何処の誰かなーっと......？｣

太宰が独り言を零す中､黙々とパソコンを弄るA

太宰は云った

太宰｢ねェAさん...｣

A｢何｣

太宰｢怒って＿｣

A｢ない...ほら､見つけたよ｣

明らかに不機嫌なAは素早く太宰の言葉を切りあるデータを太宰の弄っている端末に送った

太宰｢え.........っ！こいつらは...｣

太宰は送られてきたデータを見て表情が凍りついた＿＿＿＿


同時刻､海上には一隻の豪華客船がゆっくりと動いていた

客船の室内にある葡萄酒､果物､全てが一流のものだ

置き時計の音が鳴り響く中､長椅子(ソファー)に座る一人の男は煌びやかな腕時計を見て云った

？｢......時間だ.........懸賞金作戦は失敗か｣

高価なスーツを着こなし足を組む男

？｢島国のマフィアめ､とんだ半ちくだな｣

能力者集団｢ギルド｣ 団長＿＿＿フランシス・F＿＿＿能力名＿＿＿＿｢華麗なるフィッツジェラルド｣｡

フランシスは口角を上げ自信ありげに告げた

フランシス｢『約定の地』『最強の異能者』は､我々組合が必ず頂く......｣

おまけ→←続々

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す