続々 ページ15
太宰「Aさん偽装したの?」
偽装というのは脱獄の事
Aはため息を着いた
A「私は偽装するまでも無かったよ。銃弾だらけで偽装しようが無かった。治は?」
太宰「私は勿論行ったよ。中也との取引でもあったし...って銃弾だらけって一体どんな状況だったんだい?」
A「一寸、揺さぶったら怒って部下に射殺命令。挙句の果てには自分の部下になれと私に迫って来るしさぁ...散々な目にあったよ」
Aはそう云って頬に付けていた医療用
先程の傷は綺麗に跡形もなく消えていた
太宰「Aさんの顔に傷を付けるなんて一体どんな人間なのか気になるよ」
太宰から笑みが深まる
太宰「名前...教えて貰ったかい?」
A「自分から名乗り出たよ。教えないけど」
太宰「え〜」
A「教えると殺しにかかるじゃないか」
太宰「うふふもう殺しはしないよ...だが嫌がらせ程度はする」
A「治の嫌がらせは天下一品だからねェ...ま、彼の寿命は半年も無い。忘れた頃には死んでるよ」
太宰「そう...」
A「『あの』零監獄に来る人間には基本的にまともな人間は居ないから...見た感じまともじゃ無かったし......」
太宰「ふぅん」
太宰は意味深に返事をすると二人はある目的地に向かって歩いて行った
ふとAは呟いた
A「零監獄......異能者の中で最も
太宰「あの監獄は幹部級の人間にしか教えられない特別な場所...だったよね」
A「そ。下級構成員は存在すら知らないよ。まぁあんな所に居たら通常の精神は保ってられないよ。臭いも他の監獄より酷いし運が悪かったら死体も白骨化するまで放置だから」
太宰「うわぁ...でも、Aさんはそんな監獄を管理下に置いていたんだもね」
A「うん」
太宰「お疲れ様」
太宰はそう云ってAの頭を撫でた
A「もう...今少し子供扱いしたでしょ」
太宰「うふふ、そんな事ないよ〜」
A「ムゥ...」
Aは頬を膨らませた
太宰「っ...(可愛い)」
A「そんな事云う治は嫌い」
太宰「え!?」
Aは頬を膨らませたまま目的地である場所の扉を開けた
太宰「一寸待ってよ〜!」
太宰もその後に着いて行った
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花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです! (2020年9月10日 23時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの?珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い!!......ストレス軽減ってどうやってるんだろ?((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rei | 作成日時:2019年5月7日 3時