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少しおかしかったのかもね、私も。
――――――――――――――――――――――――
由香side
(…………最近何かおかしい。)
いつも一緒に居た子たちが離れていく。
身の回りの物がちょっとずつ無くなって。
そして…………
体育館裏。
「……だから〜、生意気なんだよね〜、わかる？」
「す、すみません……」
(何で……私が呼び出しに…………？)
でもそんなこと、とても聞けない。
「どうせ髪おろしてんのもさ〜、『その方が可愛い！』とか思ってんだろ？」
「そんなこと！！」
「マネージャーなら結べよ、バーカ。」
逃げ場の無いよう周りを囲まれる。
笑っているのに目だけは冷めていて。
(もう無理…………怖い！)
「バカはお前らだろ。こいつは部活ん時は結ってるし、第一おろしちゃいけないとかねーよ。」
「鉄朗？！ 何でここに……」
「黒尾先輩……？」
「どうでもいいだろ。…………さっさと行けよ！」
先輩たちが帰っていく。
「大丈夫か？ 何かされたか？」
「何もされてないです。……でも怖かった…………。」
今まで呼び出しなんて全くなかったのに。
「どうして先輩はここに？」
「……A追いかけてたら。見失って、どうしようかと思ってたら、声が聞こえた。それでつい……」
きまり悪そうに言う。
(……まだ白崎先輩のこと好きなんだ…………)
胸が、痛い。
無理にでも笑顔をつくる。
「そのお陰で助けてもらえました。ありがとうございます。」
「……何か知らないけど、あんま無理して笑うな。」
すれ違いざまに頭を撫でられる。
「……無理ですよ……笑わなきゃ気付いちゃうじゃないですか……」
私が先輩を好きなこと。
――――――――――――――――――――――――
「……ふざけんなよ１年が。」
「3年誘惑してんじゃねーよ。」
「……やっぱさぁ、少しは痛い目にあわせた方がアイツのためじゃない？」
日の入らない教室の中、その場の全員が頷いた。
――――――――――――――――――――――――
由香side
「……。雨降ってるのに……」
部活が終わって、後片付けをしている間に傘が無くなっていた。
(そんなに強くないし……なくてもいけるかな。)
昇降口を出ようとしたその時、
「……使って。余ってたから。」
「え……あの、ちょっと待ってくだ……！」
傘を渡してすぐに走っていってしまう。
かなり遠くに水色の傘が見えた。
(……ありがとう、ございます。)
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えま - 舞璃花さん» レス遅れてごめんなさい！ 感動して頂けて嬉しいです……ありがとうございます！！！ (2017年1月20日 22時) (
レス) id: 9535ab89b8 (このIDを非表示/違反報告)
舞璃花(プロフ) - お話とても良かったです！感動して泣いてしまいましたw続編を読むのがとても楽しみです！続編読んできます！ (2016年5月28日 12時) (レス) id: 0311422590 (このIDを非表示/違反報告)
えま - DA☆SA☆KU☆SYA(∩´∀｀)∩さん» ありがとうございます！！！ 続編の方もよろしくです！ (2016年4月12日 22時) (レス) id: c2b65fcd72 (このIDを非表示/違反報告)
DA☆SA☆KU☆SYA(∩´∀｀)∩(プロフ) - 見に来ました！ 面白かったのでついでにお気に入り登録もさせていただきます(≧▽≦)（（もう続編出てるんですけどね(笑) 続編のほうも評価しにいきますので('ω')ノ (2016年4月12日 19時) (レス) id: 409c42c952 (このIDを非表示/違反報告)
えま - おねむさん» ありがとうございます！！ 続編もよろしくお願いしますm(._.)m (2016年4月8日 23時) (レス) id: c2b65fcd72 (このIDを非表示/違反報告)
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