【ハイキュー！】彼をふってからしたこと。【黒尾鉄朗】

日記の後の話5 ページ22

「縦、だよ…………」

「……？」

「最初だけ取り出して？」



言われるがままに取り出してみる。


『貴』『何』『大』『学』『当』『適』『も』『少』『き』『で』『真』『た』


「……ますます意味わかんなくなったけど？」

「ひらがなにして、最初の文字を抜き出して……『貴』は『あ』、『何』は『な』っていう風に。」









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『あ』『な』『た』『が』『と』『て』『も』『す』『き』『で』『し』『た』


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しばらく茫然とそれを見ていたと思う。






いつの間にか研磨は居なくなっていた。


「…………『でした』、って何だよ……。」



なあA、俺は今でもお前が好きだよ。

お前がどういうつもりで何をしたか……何となくわかる。




けど全部余計なお世話だバーカ。





「………………だって無理だろ。忘れられるかよ。」



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あ。




私、あれ、間違ったね。




『でした』じゃなかった。過去形になんてできない。









今でも好き。鉄朗。



もし来世なんてものがあったら、




「今度は長くいられたら、いいな……」

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