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「……遺伝性の病気のようですね。持って1ヶ月かと……」
「そんな！ どうしてAまで……！」
「………………。」
まるでドラマか何かのように。
私は余命1ヶ月と診断された。
ショック受けなかった訳じゃない。
ただ、どこかで(やっぱりか。)と思っている自分が居たのは確かだった。
私は祖母とふたり暮らし。親族はお互い一人きり。
私にはお祖母ちゃんがいて。
お祖母ちゃんには私がいて。
……もうすぐ私は居なくなるけど、さ。
私は母の顔を覚えていない。
2歳の誕生日を迎える前に亡くなったらしい。
父に至っては私が産まれる前に逝ってしまっていて。
(そういう家系、なんだろうな……。お父さんも身寄りはなかったらしいし、お母さんにはお祖母ちゃんしか居なかったんだから。)
隣の部屋からすすり泣くような声がする。
「ごめんね、お祖母ちゃん……また先に逝っちゃうんだ。母娘揃って親不孝者だな……。」
死ぬのが怖くないわけじゃない。
でもそれよりも、遺した人を悲しませる方が辛い。
「……どうしよう。言おうかな、それとも言わないべき？」
鉄朗や研磨に。
「研磨はどうするのかな……泣きはしないだろうけどね。」
だって研磨だし。
……でも目が赤くなってたりはするかもしれない、って考えとこう。
「鉄朗は……」
どうして付き合うことになったのか。
(私は鉄郎が恋人として好きだけど……鉄朗はな〜。)
きっと幼馴染みの延長でつき合ったんだと思う。
妹か、何かのような思いで。
それでも彼は私を大事にしてくれたし、私は彼が大事だった。
「泣くかな……泣かないかな。」
(すぐ彼女ができちゃったりして。……いや、以外に律儀な奴だから中々作らないかもな〜。)
こんなこと考えるのは不謹慎だな、やめよ。
「明日決めよっかな……」
言うか、言わないか。
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えま - 舞璃花さん» レス遅れてごめんなさい！ 感動して頂けて嬉しいです……ありがとうございます！！！ (2017年1月20日 22時) (
レス) id: 9535ab89b8 (このIDを非表示/違反報告)
舞璃花(プロフ) - お話とても良かったです！感動して泣いてしまいましたw続編を読むのがとても楽しみです！続編読んできます！ (2016年5月28日 12時) (レス) id: 0311422590 (このIDを非表示/違反報告)
えま - DA☆SA☆KU☆SYA(∩´∀｀)∩さん» ありがとうございます！！！ 続編の方もよろしくです！ (2016年4月12日 22時) (レス) id: c2b65fcd72 (このIDを非表示/違反報告)
DA☆SA☆KU☆SYA(∩´∀｀)∩(プロフ) - 見に来ました！ 面白かったのでついでにお気に入り登録もさせていただきます(≧▽≦)（（もう続編出てるんですけどね(笑) 続編のほうも評価しにいきますので('ω')ノ (2016年4月12日 19時) (レス) id: 409c42c952 (このIDを非表示/違反報告)
えま - おねむさん» ありがとうございます！！ 続編もよろしくお願いしますm(._.)m (2016年4月8日 23時) (レス) id: c2b65fcd72 (このIDを非表示/違反報告)
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