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【next day】
「おはよ。」
「はよー。」
「……おはよう。」
「……研磨不機嫌？ なんかしたの？ 鉄朗が。」
「いや朝は大抵こうだろ。」
「そっか。」
「そうだろ。」
いつものように何て事ない会話をしながら歩く。
(いつ切り出そうかな。……やっぱり言わない方が良いかな？)
「……ドラマとかでよくあるアレな。なんかよ〜、母ちゃんは早く新しい恋人を見つけて幸せになるべきだってさ。」
「……あ、ごめん。何の話？」
「聞いてなかったのかよ……だから、」
『もし何かで恋人が死んだとしたら、新しく恋人を作ってその人と幸せになる？ そのまま思い続けるべき？』
心臓が跳ねる。
こんなことって、あるんだ。
だって、まるで今の私たち。
「……それで、鉄朗はどっちなんだっけ？」
「決まってんだろ。」
――――――――――――――――――――――――
家につく。
(まだ帰ってきてない…………)
……決めた。さっきの答えで。
「言わない。……言えないよ。」
『決まってんだろ。……一生ずっとそいつを好きでいるよ。あ、お前じゃないからな！』
「『だってお前は死なないし！』か……。タイムリーすぎて笑うのもキツかったよ……。」
恋人には、ずっと自分も思ってもらっていたいと考えるものなのだろうか。
(そういう考えがないわけじゃないんだよな……でも。)
2パターン。鉄朗を思い浮かべてみる。
ずっと、私の事を想い、辛そうにしている鉄朗と。
私以外の誰かが隣にいて……でも笑っている鉄朗と。
どちらが良いかなんてすぐ決められる。
「……後の方が、絶対いい。」
だったら。
残った時間は余りない。
……それまでに。
「どうしたら、彼に忘れてもらえるかな……」
嫌われるのでもいい。
どうしたら、彼にずっと笑ってもらえるだろうか。
私の存在が、彼の中で消えてしまえばいいのに。
「……持ってっちゃおう、全部。」
彼の中の私を。
彼が私を大事にしてくれた記憶を。
あとに残っていては面倒なものも全部。
面倒なもの？ ……例えば私に嫌がらせしてきた連中とかさ。
私だから対処できたけど、まともな可愛い子には無理のある人ばっかりだし。
全部、私が連れていく。
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えま - 舞璃花さん» レス遅れてごめんなさい！ 感動して頂けて嬉しいです……ありがとうございます！！！ (2017年1月20日 22時) (
レス) id: 9535ab89b8 (このIDを非表示/違反報告)
舞璃花(プロフ) - お話とても良かったです！感動して泣いてしまいましたw続編を読むのがとても楽しみです！続編読んできます！ (2016年5月28日 12時) (レス) id: 0311422590 (このIDを非表示/違反報告)
えま - DA☆SA☆KU☆SYA(∩´∀｀)∩さん» ありがとうございます！！！ 続編の方もよろしくです！ (2016年4月12日 22時) (レス) id: c2b65fcd72 (このIDを非表示/違反報告)
DA☆SA☆KU☆SYA(∩´∀｀)∩(プロフ) - 見に来ました！ 面白かったのでついでにお気に入り登録もさせていただきます(≧▽≦)（（もう続編出てるんですけどね(笑) 続編のほうも評価しにいきますので('ω')ノ (2016年4月12日 19時) (レス) id: 409c42c952 (このIDを非表示/違反報告)
えま - おねむさん» ありがとうございます！！ 続編もよろしくお願いしますm(._.)m (2016年4月8日 23時) (レス) id: c2b65fcd72 (このIDを非表示/違反報告)
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